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「kind of」は英語“返答”ランキング1位

魚の種類の1つである様子

 日本語では相手の発言に対して、「うんうん」や「その通り!」と言った「相手に話を聞いているよ」と伝える意味を含めた、相槌にもなる沢山の“返答”が有りますが、実は、英語でも日本語と同じように沢山の“返答”が有る事を知っていらっしゃるでしょうか?

 英会話中級レベルになると、既に様々な返答方法や英語フレーズを頭に入れており、時と場合により“返答”のフレーズを変更しながら使い分け始めておられる方も沢山いらっしゃると思いますが、ここで紹介するフレーズは“英語での返答”をランキングにしたならば、堂々の第1位になるようなカッコイイ表現になります。

 “返答”については、自分が使用しなくても相手が使用する頻度の高いフレーズも多いため、特に焦って使っていく(使い方を覚えていく)必要は有りませんが、英語レベルが中級程度になると、相手が使用した際にはある程度の意味(ニュアンス)は理解しておきたいところではあります。

「kind of」と言うフレーズ

 まず、ここで紹介するフレーズについてですが、ここで紹介するのは「kind of」と言うフレーズになります。

 「え?あの“kind of”?簡単過ぎませんか?」と思われた方も沢山いらっしゃるかも知れませんね(汗)。

 この「kind of」と言う表現について、皆様が一番に思い浮かべるのは「(~の)種類、(~の)一種」と言った意味になるかと思います。

 そうです。例えば、友人たちと水族館に行き、今まで見た事も無いような“生き物”が泳いでいたとします。

 そこであなたは、「What is this?(これは何?)」と友人に尋ねたところ、「It's a kind of fish.(それは魚の一種だよ)」と答えてくれました。

 どうでしょう?今までは「It's a kind of fish.」や「This flower is a kind of rose.(この花はバラの一種です)」と言った、「kind of」の使い方を今まで覚えてきませんでしたか?

 実は、「kind of」の使用例はこれだけでは無く、“返答”として非常に多用フレーズになるんですね。そこで、次では“返答”としての「kind of」について学んでみましょう。

他にもこう言った「kind of」の使い方

 「kind of」での“返答”について紹介する前に、他の「kind of」には使い方を紹介しておくと、例えば「She is kind of shy.」と言った表現を使う事も良く有ります。

 ここでの「kind of」の意味は「ある程度」と言うニュアンスを持ち、「彼女は(どちらかと言うと)内気だよね」と言う意味になります。

「kind of」を返答として使う

yeahと言う英語での返答

 それでは、本題の「“kind of”を使った返答」について紹介していきたいと思いますが、英語では良く相手の質問に対して「yeah」と言う返答も良く使われます。

 この「yeah」は、例えば「Are you a university student?(あなたは大学生ですか?)」と言う質問に対して、「yeah.」と答える事で、「そうですよ」と言う事を相手に伝える事ができます。

 しかし、この場合「あなたは大学生ですか?」と言う質問に対して、「自分が大学生である」と言う事実があるため「yeah」と言う表現を使う事で、「Yes, I am.」と言う意味を相手に伝えていますが、これがもし、「自分が大学に在学しているけど、現在は休学中で仕事をしている」と言った複雑な状況だと返答に困りますよね?

 つまり、「Yes」とも言い辛いし「No」とも切り出し難い、かと言って「相手の話もさえぎりたくない」と言った状況です。

 このようなケースで凄い便利な返答表現と言うのが「kind of」になります。

「kind of」を使った返答

 いよいよ本題の「kind of」を使った返答についてですが、先ほどの例文「Are you a university student?」に少しシチュエーションを加えて紹介してみたいと思います。

 あなたは、ある友人の誕生日パーティーに呼ばれて、ある男性と少し話していると「Are you a university student?」と質問されました。

 しかし、あなたは「自分は現在大学生を休学中で仕事をしている」状況で大学に復学するかも決めておらず、「大学生」なのですが、正確に言うと「大学生では無く社会人」と言う現状がありました。

 もちろん、わざわざ初対面の相手に「“自分が大学を休学して、今は働いている”と言う面倒な話なんてしたくは無い」ので「kind of」と返答しました。

 この時の「kind of」の意味は、「そんな感じ」や「まぁ、大学生だよ」となります。

「kind of」の返答を使う

 実は、「kind of」を使う事で、先に紹介した例のように相手の質問に対して「正確な回答を与えず受け流す」と言う事が可能になるんですね。

 他の例を挙げると、喧嘩中の彼氏について友人から「Do you love him?(彼の事が好きなの?)」と聞かれて、「Yeah, kind of.(まぁ、好きなのは好きだけどね・・)」と答えを濁した返答も可能です。

 実は、この「kind of」と言う表現を知っていると、「ほとんどの質問に返答できてしまう」と言う魔法のような英語フレーズなるため、英語のネイティブスピーカーが使っているのも良く聞きます。

 そのため、「“返答”ランキング1位」の英語フレーズになっているんですね。

「kind of」をカッコ良く決めたい時は

 「kind of」をカッコ良く使いこなす事で、気分はまるで英語上級者に慣れるちゃうんですが、「kind of」をカッコ良く決めたい時には、発音にも気を付けて頂きたいと思います。

 日本人の多くはカタカナで表現すると「カインド オブ」としっかり発音する方が多いのですが、英語っぽく決めたい時には「カイン ノブ」と言うイメージで返答すると、“とっても英語ができる人”のように聞こえますので、是非練習をしてみてください。

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