オンライン英会話の市販教材2のまとめ
ここでは、オックスフォード大学により出版されている3つの教材について紹介してきましたが、オンライン英会話で使用する場合は目的に沿った教科書を選ぶ事が重要になってきます。
例えば、中高年になってから「Headway」、「Side by Side」、「interchange」など、基礎からガッチリと学ぶタイプの教材は、やはり疲れてしまう方が多いので、「Talk Time」のような基礎の反復練習のような教材が合う方が多いでしょうし、逆に学生や社会人の方の場合には、基礎をしっかりと学ぶ教材を選ぶ事で、少し英語学習に苦労はしますが将来的には“綺麗な英会話”を身に付ける事ができるようになります。
基本的には“どの教材を選べば良いのか?”では無く、“どの教材ならばレッスンを続ける事ができるのか?”を念頭において、教材を選んで頂ければ、間違いないテキスト選びができるかと思います。
また、購入の際には、“必ず”オンライン英会話講師や日本人カウンセラーに、“自分がどのような英語を伸ばしたいのか?”を再度相談してから購入するようにして頂ければと思います。
他の教材も有ります
ここで紹介した3つの教材以外にもオンライン英会話ガイドでは、「Side by Side」「interchange」「English Explorer」「Let's go」についても紹介しています。
テキストの購入を考えられている方は、以下も参考にして、失敗の無いテキスト選びをして頂ければと思います。
オンライン英会話で良く使われる市販教材の特徴2
「オンライン英会話で良く使われる市販教材の特徴」だけでは紹介しきれなかった、他のオンライン英会話で良く使われる教材について紹介していきたいと思います。
ここで紹介するテキスト教材は、「Headway」「PASSPORT」「Talk Time」の3つの教材についてですが、「Side by Side」「interchange」「English Explorer」「Let's go」については、以下を参照してください。
オンライン英会話で良く使われる市販教材の特徴へ
「Headway」オックスフォードの本気
オックスフォード大学が出版している「Headway」は、Longmanの「Side by Side」、ケンブリッジ大学の「interchange」と並び、世界中で多くの英語学習者により利用されているテキストです。
基本的に、「Side by Side」、「interchange」と同じように、英語の発生(英会話)を重視した内容となっているため、文法や英単語関連に関するページの割合は少ない事が特徴となりますが、“Reading(長文読解)”セクションは日本の教本と比較して数倍程度の難易度になっています。
それは、特に日本人が欧米や南アメリカ出身者と比べて、英語の語彙力が劣る事が大きな問題になるのですが、この「Headway」をしっかりこなすだけで、TOEIC対策の勉強無しに高得点が期待できるようになります。
「Headway」購入時の注意
「Headway」を購入するに辺り、やはり「Side by Side」や「interchange」と比較して選びたいところなのですが、「Headway」も基本的には英語講師を必要する英語教材になっており、個人学習でも無いのですが、その敷居は非常に高いと言えます。
「Headway」を利用する際には、時間制限を設けた“読解”や“回答”が基本となっており、そう言った個人学習が可能な部分においては個人で時間制限を設ける事で“独学”でもこなせるのですが、“英会話”を題材にしているパートでは、どうしてもパートナーが必要となるため習得するスキルにムラが生まれてしまいます。
そこで、オンライン英会話を受講して、会話パートやリスニングパート以外を個人学習でこなし、他のパートを先生にレッスンしてもらうようにすると、英語力を飛躍的にアップする事ができるでしょう。
「PASSPORT」旅行英語を集中的に学習する
「PASSPORT」は、海外旅行で使用する英語を集中的に学習する事を目的にしたテキストで、「PASSPORT」もまたオックスフォード大学により出版されています。
内容は、日本の旅行用英会話教材のように日本語は一切無いため、初心者にとって始めは難しいかも知れませんが、オンライン英会話レッスンを受けていくに連れて理解が深まり、海外旅行で使う英会話のほとんどは身に付けられるようになります。
また、先生と一緒になって旅行中のシーンを再現しながらレッスンが行われるため、どうしても個人学習用の教材とは言い難いのですが、個人で自主学習が必要なページもあるため、その部分を宿題としてレッスン終了後にやっていくと英語力向上の大きな原動力となるでしょう。
「PASSPORT」購入時の注意
「PASSPORT」は、基本的に海外旅行用の英語の中でも“聞く”“話す”に焦点が当てられており、「基礎からしっかりと英語を学びたい」と言う方を対象にはしていません。
そのため、「旅行英語が覚えたいけど、基礎英語も必要だった」と言う方の場合には、会話から英語学習へと入っていくため、最初は抵抗を感じてしまうかも知れません。
しかし、中学生程度の単語や文法を理解している方ならば、迷うことなく旅行用の英語を対象にした“英単語”や“フレーズ”、それに“会話の流れ”などを覚える事ができるので、長期海外旅行前や留学前にもおすすめな教材です。
「Talk Time」で話して身に付ける英会話
「Talk Time」もまた、先に紹介した「Headway」や「PASSPORT」同様にオックスフォード大学から出版されているテキストなのですが、その中身は非常に易しい作りになっており、特に英会話初級者に最適な教材です。
内容は、特に会話を重視したものになっているため、当然の事ながら英会話を話すパートナーの存在が必須となる教材となりますが、文法が中学生レベル辺りの物がほとんどで、“これから英語を始めたい”と言う方や、中高年になって“もう一度英語を学習してみたい”と言う方々にとっては最適な教材です。
基本的には、様々なシーンにおいてパートナーと一緒に英会話を楽しみながら英語を学習していく事になりますが、レベルが上がってくると簡単な英語でのディスカッション(討論)が出来るレベルまで英語力を伸ばす事が可能となっています。
「Talk Time」購入時の注意
「Talk Time」と言うだけの事が有り、中身のほとんどにおいて“スピーキングパートナー(英語の話し相手)”が必要な教材となるため、オンライン英会話を受講していない方が購入された場合、自主学習は困難となるので注意が必要です。
内容が会話ベースで出来ているため、例えば、“英語を話す練習”として使用するには最適な教材となりますが、“少し難易度の高い文法まで勉強したい”と言う方にとっては物足りないものになってしまうかと思います。
そのため、総合的な英語を学習したいのであれば、やはり、「Headway」、「Side by Side」、「interchange」などを選んで頂ければと思います。