オンライン英会話の市販教材のまとめ
上記で紹介しているテキストは、どれも世界で高く評価されている英語教材ですが、基本的には講師が居る事で英語学習速度を高める事を目標にして作られているものばかりです。
そのため、基本的に「市販教材を購入したからと言って英語力が飛躍的に向上する訳では無い」と言う事を忘れないようにして頂ければと思います。
また、どのテキストでもそうですが、“完全に1冊を熟す”事が英語のレベルアップには大切で、複数の教本を同時に進めて重複しながら学習するよりも、効率良い英語学習成果が期待できます。
最初は、全て英語で戸惑う部分も有るかと思いますが、初心者の方はゆっくりと覚えてみてください。必ず分かるようになってきます。
あなたはケンブリッジ?オックスフォード?
実は、大学でもそうなのですが、ケンブリッジ大学とオックスフォード大学は互いをライバル視しており、それは英語教材の分野でも同じです。
どちらの大学が出版しているテキストも大変素晴らしく甲乙付けがたいのですが、どちらかと言うとケンブリッジの教材の方が比較的「手を出しやすい」と思う人が多いと思います。
しかしながら、どちらの大学も素晴らしい教材を沢山作っている事は、世界の英語学習者が認めています。
また、テキストの購入を考えられている方は、以下も参考にして、失敗の無いテキスト選びをして頂ければと思います。
オンライン英会話で良く使われる市販教材の特徴
オンライン英会話スクールの多くは“オリジナル教材(オリジナルテキスト)”と言って、スクールが独自に開発を行ったテキストや教材を使ったレッスンを行っています。
しかし、それに並行して、多くのスクールでは“市販の英語教材等”を使ったレッスンも同時に行われており、全体の半数以上のスクールでは“オリジナル教材”と併用をして使用されています。
そこで、市販されている英会話教材が「どのような特徴を持っているか?」または「どのような場合に使われるのか?」をここで紹介していきたいと思います。
また、こちらで紹介している教材以外にも、オックスフォード大学出版の「Headway」、「Side by Side」、「interchange」もオンライン英会話ガイドでは紹介しているので、以下も参考にしてください。
オンライン英会話で良く使われる市販教材の特徴2へ
「Side by Side」オンライン英会話で最も使われるテキスト
「Side by Side」は、世界の2,500万人の英語学習者により使用されているテキストで、“会話”、“リーディング”、“ライティング”、“リスニング”をバランス良く習得する事を目標にして作られています。
「Side by Side」の出版社は英英辞書で余りにも有名な「Longman」で“全て英語のみの教材”になりますが、しっかりしたレベル分けが行われており、一歩一歩基礎から着実に英語を学ぶ人に最適な内容になっています。
また、CD付き(音声付き)の物も販売されていて大変便利ですが、注意点としては「Side by Side」は英語講師と一緒に学習する事を目的として作られているため、“個人学習用の英語教材では無い”ので、間違って個人学習用教材としての購入はしなようにしてください。
「Side by Side」購入時の注意
オンライン英会話を受講されている方の場合、先生がレベル診断をしてくれるため“先生のアドバイス”に従って購入する事がベストな購入方法となりますが、日本人の多くは「自分は全く英語が話せないから」と言う理由で、自分の英語力を過小評価してしまい、“自分のレベルより1ランク下”の教材を購入してしまう方が沢山いらっしゃいます。
しかしながら「Side by Side」は、日本人のための教材では無く、世界中の英語学習者のために作られたテキストなため、購入する教材のレベルを落としてしまうと、“文法のレベルが低く”何も学習する事の無い教本となってしまう事があります。
それは、日本人は英語が「聞けない・話せない・単語を知らない」と言う特徴を持っているのに対して、受験を経験しているため「文法レベルでは世界の学習者よりも高いレベルにある」ケースが多いためです。
そこで、「基礎からしっかりと学びたい」と言う方の場合でも、先生が提示している「Side by Side」の教材レベルを“必ず参考にしてから”購入するようにして頂ければと思います。
「interchange」ケンブリッジ大学による出版
「interchange」は「Side by Side」と並び、世界的に使用されている英語学習教本ですが、その出版はあのイギリスの超名門大学であるケンブリッジ大学です。
「interchange」は、成人若年層を対象とした英語教材で、“英語は意味のあるやり取りを通して習得されるという信念”をベースに作成されているため、英語だけでなく書かれている内容からも“英語以外の知識を深める学習”ができるようになっています。
しかしながら、教材全体としては最大難易度が英語力中級レベル(TOEIC700点まで)の教材となっているため、上級者にとっては中身は読んでいて面白味は有りますが、“英語学習”と言う意味では更に難易度の高い教本を使った学習をする事をおすすめします。
「interchange」購入時の注意
「interchange」についての購入時の注意は「Side by Side」の物とほとんど同じになりますが、特に「Side by Side」と「interchange」を比較する場合、個人的な好みは有るとは思いますが、ケンブリッジの英語テストを受講する事を将来目標とするのであれば、断然お薦めは「interchange」となります。
また、「interchange」では、「Side by Side」と比較してどちらかと言うと“専門的な文章”を取り入れた作りとなっており、とりあげている内容について全く興味が無い場合、“英語の単語レベルが高い”と感じてしまうケースも有ります。
反対に、自分が日ごろから興味が有る分野の内容を取り上げているページの場合は、“中身が面白いほど理解できて”楽しいレッスンを受講する事ができるでしょう。
「English Explorer」世界の地理や歴史に興味があるなら
「English Explorer」は世界中の様々な文化圏やトピックを題材にして、その名の通り世界を旅するようにしながら、世界の“地理”や“歴史”なども加えたユニークな英語教材です。
英語は世界中で使われている言語なため、相手の文化や習慣を理解しておくことで、話をスムーズにしたり、相手が話すトピックについて深い理解を示す事ができるようになります。
そのため、「English Explorer」を使った英語学習を行う事で、英語だけを重視して学習している訳では無く、多くの国に付いての様々な知識も同時に得る事になるため、英語を使い友人を見つけたり、海外旅行をする際に大変有効です。
さらに、ナショナルジオグラフィック社の写真や記事、それにビデオを採用しているため、興味を持ち続けながら世界の地理や歴史、文化に興味があるならば最高の英語教材となります。
「English Explorer」購入時の注意
「English Explorer」には自己学習用の「Multi-ROM」が付属で付いているものがあるため、そちらを購入するする事により個人学習を行う事ができるようになります(下記Amazonリンクではwith MultiROMと表記)。
TOEICの目安としては少し低めに設定して有りますが、これは欧州の学生を目安に付けられているため、英文法に自信のある方にとって文法関連の内容は「interchange」と比較して少し易しく感じられるでしょう。
映像関連や音声関連を個人学習として使ったり、世界を舞台にした“エキサイティングなレッスン”を希望するのであれば、「English Explorer」を使って見ると興味を失わずに続けられると思います。
「Let's go」は名門大学オックスフォード出版
「Let's go」はイギリスの名門大学であるオックスフォードが、“子供用英語教材”として出版しているもので、中身は“絵”や“漫画”が中心となっていますが、全て“英語”になっています。
「Let's go」は、“子供が英語レッスンに飽きないように”、テキストに様々な工夫がされていますが、その代表となるものが“音楽と歌”です。
その歌の中身は、“世界中の英語教師によりリクエストされた英単語”がギッシリと詰めこまれており、音楽に耳を傾け、歌を歌っている内に“楽しみながら”自然に英語が体に入ってくるように考えられています。
「Let's go」購入時の注意
「Let's go」は「Begin」レベルを合わせると7つのレベル分けが行われていますが、お子様の英語力をTOEICのスコアと言ったもので測る事ができないため、どの段階から始めるかが非常に難しい教材と言えます。
そのため、購入の際には、必ず「オンライン英会話講師のアドバイス」や「日本人カウンセラーの助言」を貰った上で決定して頂ければと思います。