小学生がオンライン英会話で英語を学ぶメリット
「オンライン英会話ではアウトプット(英語を話す事)を学ぶので、インプット(単語や文法を学習する事)が不十分な場合には意味が無い」と、時々、大きな勘違いをされている方がいらっしゃいます。
このように考えておられる方は、「英語の単語や表現方法それに文法などを理解した上で、オンライン英会話を行い、学んだ内容を言葉として出す方法が良い」と思っておられます。
これは、典型的な日本人の考え方で、こう言っておられる方の多くは「頭の中で英語を日本語に変換したり、日本語を英語へと変換する事で」英語を理解したり話したりしています。
このような方法が“ダメ”と言う訳では無いのですが、これは人によっては大きな損をする考え方で、特に子供のように“吸収力抜群のスポンジ”のような脳を持っている者にとっては、正直、「インプットをしてからアウトプットをする」と言うのは余り良いアイデアとは言えません。
小学生までの状況対応力は凄い
小学生と言うのは、例えば海外の子供たちの中に1~2ヵ月間入れられるだけで、遊んでいる間に、その現地の言葉を勝手にマスターしてしまいます。
これは、小学生(中学高校生でも人によっては可能)が持っている、柔軟な状況対応能力によるものなのですが、この場合、遊んでいる間に勝手に英語を覚えてしまっているため、実は、インプットとアウトプットは同時進行で行われています。
あるカナダの英語講師は、もともとはヨーロッパの小国出身(現エストニア)だったのですが、小学校低学年時にカナダに移民してきたことで、突然、カナダの小学校に入る事になったそうです。
もちろん、周りは皆英語を話すため、始めの内は「何を言っているのか理解はできていなかった」そうなのですが、小学校に通い始めて3ヵ月する頃になると会話には一切困らなくなり、1年後には英語が苦手な両親に変わって翻訳や、来客時の対応もしていたそうです。
オンライン英会話では、英語で英語を覚える事になるため、その結果、インプットとアウトプットの全てが英語で行われる事になります。
インプットを英語でした場合、例えば英語を話す時にも「日本語で言いたい事を考える ⇒ 英語で文章を作る ⇒ 英語で言葉にする」と言う面倒な作業が必要無くなり、「言いたい事を英語で考える ⇒ 英語を言葉にする」となるので、その差は歴然です。
小学生の頃に、英語を英語で学ぶのは海外では当然の事で、「日本が他国に対して遅れている」と言う事を知っておいて頂ければと思います。
このような英語教育の方法が、「私の幼い頃に確立されていれば、どんなに苦労しなくて済んだか・・」と考えると、残念で仕方ありません。
子供用のオンライン英会話スクールはどれ?
子供用のオンライン英会話スクールをこれから探される方は沢山いらっしゃると思いますが、オンライン英会話ガイドでは、子供用のオンライン英会話を提供しているスクールを一覧表にしてまとめています。
以下のページを元にスクールを探して頂ければと思いますが、スクール名をクリックする事でそのスクールの詳細が見られるので、レッスン料金を見て、正直、その安さに驚かれるかと思います(笑)。
小学生から始めるオンライン英会話の学習法
お子さんが小学生くらいにまでなっている方は、「そろそろ英語の勉強をさせても良いかな?」や「幼少期に通わせた英語を忘れて欲しく無い」と言った様々な思いをお子さんに対して持たれている事でしょう。
正直な話、「幼少期から英語を学習してきた」と言っても、小学生・中学生の間、全く英語を使わない生活を送ってしまうと、残念な事に幼少期に英語学習を行った効果はほとんど失われてしまいます。
私の知人である、オーストラリア人のルーク(スターウォーズから取った名前だそうです(笑))は、幼少期に母親がフランス人の家政婦(ベビシッター)を雇い、“日常会話の全てをフランス語”で行っていたそうです。
その後、小学校に上がり、家庭の事情から引っ越す事になりシドニー出ると、家政婦を雇う余裕が無くなり、当時、家政婦とはフランス語でペラペラと話せていたそうですが、環境の変化でフランス語を話す機会が無くなると、中学生のある日、気が付けばフランス語が全く話せなくなってしまっていたそうです。
ルークが言うには、ぼんやりと「こうだったかな?」と言うようなフランス語の記憶はあるそうなのですが、現在ではフランス語を話すだけでなく、聞く事もできなくなってしまったそうです。
また、幼少期には何も考えずにフランス語を話していたのに(話していた記憶は有る)、「今からフランス語を勉強する!!」となると、当時できた事が今できないと言う現状にイライラして“やる気が出ない”との事でした。
ルークは、「物心が付き始める小学生の頃が言語には大事じゃないのかな?」と良く話しておりましたが、ちょうど小学生のお子さんを持たれている御両親は大変気にされている事と思います。
少し前置きが長くなってしまいましたが、そんな御両親や御祖父母の方々ために、今からでも遅く無い「小学生から始めるオンライン英会話」について紹介してみたいと思います。
小学生から英語を始める時の目標は?
小学校低学年からオンライン英会話を始める事を仮定すると、高学年になる頃には英検(英語検定)で言うと、「3級」辺りが目標になってきます。
この英検3級は「中学修了程度のレベル」で、要するに小学生の時点で中学卒業レベルの英語力を身に付ける事が目標になります。
恥ずかしながら、私の場合は、中学1年生の夏休み明け頃に英検3級をしたため偉そうな事は言えないのですが、それはオンライン英会話と言ったような、安価で英語を学べる環境が整備されていなかったことも大きな原因の1つです。
特に、当時の小学生を対象にした英語学習法と言うのは、「テープ(今で言うCDやブルーレイ)で何度も英語を聞き、それを口に出して(真似て発音)みる」と言うのが基本で、“英語学習が面白い”とは決して言えるものでは有りませんでした。
しかし、オンライン英会話の場合には、講師が“マンツーマン(先生1人に付き生徒1人)”で指導に当たってくれ、さらに“安価でレッスンが提供されている”ため、毎日レッスンを受講する事が可能な上で、先生とのコミュニケーションをしながら英語を覚えて行くので、“飽きにくい”と言う特徴まで有ります。
逆に、オンライン英会話を小学校低学年の頃から利用を開始して、高学年になっても3級を取得できない事の方が“驚き”だと言って良いのかも知れません。
また、英検3級レベルのテストでは、一般の中学生が苦労をする「リスニング問題」があるのですが、オンライン英会話で英語を学んだ子供たちにとっては、眠たくなってしまうほど簡単な問題と言えます。
そんな英検3級ですが、高校受験時(私学のケース)に保有資格として“かなり有効”に作用する事も有るので、小学生から取得しておくと、中学生では更に上の資格まで狙えるようになります。
英検と高校受験時のメリット
「英検〇級を持っていれば有効だ!」と言う話を良く聞くかと思いますが、公立高校の場合には内申書に記載しても「加点は無い」と言う地域も有り、主に一部の私立学校では加点が得られるようです。
私のケースですと、中学卒業時には「英検2級」を取得していたため、内申書を見ただけで「中学生にて高校卒業レベルの英語力を既に身に付けている」と言う証明が有ったので、それが受験時にプラスに働いたと確信しています。