ネイティブスピーカーとの英会話レッスン
これまでに紹介した内容を読んでいただけると、子供には「なぜ“イングリッシュネイティブスピーカー”の英会話レッスンが大切なのか?」と言う事は、御理解頂けた事と思います。
しかしながら、この英語のネイティブスピーカーのレッスンとなると、「レッスン費用が非常に高額」となってしまうと言うデメリットが同時に付いてきてしまいます。
特に、大手英会話スクールなどが行っている、ネイティブスピーカーとのマンツーマンレッスンとなると、「1分100円」と言う、今時、国際電話でも考えられないような、信じられないほどの高額でレッスンが行われています(子供用の英会話スクール料金についての参照:子供の英会話はオンライン英会話?通学型英会話?)。
正直、いくら「子供のため」とは言え、月額で数万円は一般の家庭ではほとんどの場合においてレッスンを子供に受けさせる事は不可能と言うところでしょう。
そこで、オンライン英会話であればマンツーマンレッスンでも、「月額が4,000円~6,000円」となるので、子供用の英語学習としてピッタリなのです。
子供がネイティブスピーカーから英語を学ぶと
オンライン英会話を使って子供の内からネイティブスピーカーから英語を学ぶメリットとして、先に紹介しているように「日本語専用の耳」では無く、「英語と日本語兼用の耳」になる事ができる訳ですが、もしも、お子さんの年齢が小学校の低学年までならば、「book」の英語音声を何度か聞かせて、実際に真似をさせてみてください。
恐らくは明らかな「ブック」では無く、「ボォゥック」と言った、かなり英語音声に近い発音をしてくれる事になるでしょう。
これができるのが大きなメリットなのですが、これだけで驚かないでください。
子供用のオンライン英会話では、ネイティブ講師とマンツーマンで英語レッスンが行われていくわけですが、その中で、写真を指さしながら「What is this?(これは何ですか?)」と言う質問を何度も何度も繰り返して質問されます。
大人であれば、「What is this?」の意味は「これは何ですか?」と言う意味だと多くの方が分かりますが、英語を学んだことの無い子供にとっては「What is this?」が何の意味なのか全く理解できません。
しかし、何度も何度も“絵”や“写真”を指さし質問されていると、子供たちは自然に「指さしているモノの名前を聞いているんだ」と理解していきます。
更に、先生は“指さしたモノ”を英語で何と言うか繰り返し子供に教えてくれるので、例えば、大人の場合であれば、指さされた絵が“犬”だった場合に、「犬 ⇒ dog ⇒ ドッグ」と言う風に解釈して発音しますが、子供の場合には「What is this? ⇒ dog」と言う風に、頭の中で「“犬”を“dog”」では無く、「“dog”を“dog”」と理解するようになります。
これが子供の頃からネイティブスピーカーと英会話レッスンを積んだ凄さと言えます。
バイリンガル友達が集まると
この「“dog”を“dog”」を理解する事の凄さについてですが、バイリンガル同士の友人が集まって話をすると、1つの言語しか話せない人からすると考えられないような凄い事が起こります。
それは、例えば、英語とフランス語のバイリンガル同士の会話の場合、最初は英語で話していたのですが、横でフランスの音楽が流れ始めると、二人はフランス語で話し始めます。
更に、横に座った人が英語で話しているのを聞くと、今度はどちらからともなく英語で話出します。
これだけでもバイリンガルの不思議な脳のメカニズムに驚かれるかと思うのですが、更に驚く事に、こう言った「英語 ⇒ フランス語 ⇒ 英語」となっている事に本人達は全く意識が無く、その場の空気や伝えたい内容で英語とフランスが混ざり合っているのです。
こう言った事ができるようになるのは、子供の頃にバイリンガルと生活をするか、もしくはネイティブスピーカーからレッスンを受けるしか方法は有りません。
言うまでも無い事ですが、彼らバイリンガルの様に“全く意識せず”英語を話せるようになっていると、将来、受験や就職に有利に働く事は間違いありませんよね。
子供用のオンライン英会話スクール探し
近年、子供用のオンライン英会話スクールを探す方がとても多くなってきており、多くのスクールで子供用の英会話教材まで無料で用意してくれていたり、幼児から小学校高学年辺りまでを対象にした「キッズ英会話専門のオンライン英会話スクール」まで誕生しています。
そう言った子供用のスクールをお探しの方のために、オンライン英会話ガイドでは子供用オンライン英会話スクール比較表を用意したので、興味のある方は以下を参考にしてください。
ネイティブ講師と子供用オンライン英会話のススメ
子供には、日本人の講師によるレッスンよりも、「“イングリッシュネイティブスピーカー(幼少期から英語に慣れ親しみ、母国としている又は母国語と同等以上に使える者)”によるレッスンの方が効果が有る」と言う事は、余りに日本人の間では知られていません。
日本では、子供用の英会話講師は「日本人、又は、日本語を理解できるネイティブ講師が良い」と言われていますが、「そんな事を誰が言っているのか?」、恐らくそんな常識が通用する国は世界を探しても“ほとんど無い”と言っても過言では無いでしょう。
そう言った噂話が、あたかも真実のように流れている要因として、裏を取った確かな話では有りませんが、「日本には日本人の英語講師が沢山いるから」もしくは「ネイティブスピーカーによるレッスンが高額すぎるから」と言うのが理由だと推測されます。
また、英会話スクールの生徒獲得のための手段として、リップサービス(売り込み文句)として使われた事が一般へと広がった可能性も有ると思いますが、まずは「“子供には日本人講師が良い”は「世界標準では無い」と言う事を覚えておいて頂ければと思います。
そこでここでは、少し前置きが長くなってしまいましたが、世界標準では「なぜ子供の英語学習にはネイティブ講師が良いと考えられているのか?」と言う事について紹介してみたいと思います。
子供が英語を話せない人から英語を学ぶ危険性
ここにいらっしゃる多くの方は、「英単語やフレーズを覚える ⇒ 長文読解をする ⇒ リスニングをする ⇒ 英語を話す」が、“英語を話せるようになるまでの学習工程”だと考えておられるのではないでしょうか?
しかしながら、このような工程で、中学・高校・大学と長い方で10年以上かけて英語勉強をしたにも関わらず、「英語が聞けない」や「英語が話せない」と、言う方は沢山いらっしゃいますよね?
「これが何を意味しているのか?」と、少し考えてみれば分かる事なのですが、10年勉強しても話せないならば、これは“英語学習の方法自体が間違っている”意外に考えられません。
さらに、酷い現実を言うと、日本人英語講師の中には文法や読解ができても、「英語が上手に話せない・聞き取れない」と言う人は、実は沢山いらっしゃいます。
そう言った先生を“師と仰ぎ”英語を学習するのですから、「10年英語を勉強したのに話せない」と言っても無理は有りません。
例えば、「book」は「本・書物・書籍」と言った意味ですが、どのように何と発音しますか?
多くの方は、「ブック」と発音されたのでは無いでしょうか?
しかし実際は、カタカナで表記するならば「ボォゥック」と言うのが、英語の「book」に近い発音になります。
Goo辞典で「book」の音声を聞く
どうです?何度も何度も再生してみると、「“ブック”では無い」と気付かれたのでは無いでしょうか?
もし、この「book」の微妙な発音の違いに違いに気付く事ができなかった場合、既に耳が「日本語専用の耳」になってしまっていて、無理やり「book」を日本語で捕えて「ブック」としてしまっています。
しかし、子供の耳と言うのは大人の耳とは違い、まだ「日本語専用の耳」にはなっていません(なりきっていません)。
どうです?お子さんの耳を「日本語専用の耳」にしたいですか?
ここまで読んで、まず「自分の子供は日本語耳で良い」と考える方はいらっしゃいませんよね?
では、「日本語専用の耳」にならないようにするには、一体どうすれば良いのか?
その方法と言うのが「英語のネイティブスピーカーとの英語学習」です。
中学・高校教師の英語
残念な事に、日本の中学・高校の英語教師までも、先ほど紹介したように「book」を「ブック」と発音してしまっています(他には「school」を「スクール」など)。
これは、完全に教科書で英語を覚えたためで、「日本語専用の耳」の上に覚えた英語の典型と言っても良いでしょう。
しかしながら、昔はオンライン英会話のような便利な物は無かったので、「先生は英語を必死に勉強をした」と言う事実は忘れないで頂ければと思います。