同じ先生から何度も教わり変わるマンツーマンレッスン
オンライン英会話では、レッスンの度に「同じ先生からレッスンを受講するのか?」それとも「違う先生からレッスンを受講するのか?」を生徒1人1人が自由に選択する事ができます。
そのため、生徒によっては毎回違う先生と英語を話すようにすることで、色々な人が話す英語を聞き、英会話の質を高めようとする方もいらっしゃいます。
このように、「何かの目的を持って先生を変える」と言うのは、英会話学習をする上で非常に重要な事なのですが、実は、英会話初心者の方の場合には同じ先生のレッスンを何度も受講していく事で、マンツーマンレッスンの質を高める方法が有ります。
それは、特に自分が何かをする訳では無く、「同じ先生のレッスンを受けるだけ」の、とっても簡単な方法となるので、是非実践して頂きたい方法になります。
同じ先生から指摘された回数を書いて置く
オンライン英会話は、レッスン受講中(レッスン受講後)に、レッスンをしてくれている先生から「その英語は間違っているよ!」や「こう言う言い回しのが良く使われるよ!」と言う風に、指摘やアドバイスを受ける事が有ります。
実は、そう言った先生に指摘されたポイントやアドバイスをノートなどに書き留めておくと、自分の英会話の弱点が見えてくる事になります。
例えば、先生から2度指摘を受けたポイントと言うのは、「体(頭)が完全に間違えて覚えている英語」で、注意して話していても“最初に間違えて覚えてしまったために”なかなか体から間違い抜けていない状況にあるポイントになります。
同じポイントを同じ先生から指摘された場合、それは、「かなり問題のあるポイント」だと解釈しておく必要が有ります。
それは、違う先生から指摘されるケースと比較すると、全く初めてレッスンを受けた先生から指摘されるポイントと言うのは、それが初めてのレッスンになるので、生徒の事が良く分かっていないため、「気になるポイント全て」を基本的には指摘します。
しかし、同じ先生から指摘されるポイントと言うのは、先生が生徒の英語の伸びを感じ取りながら指摘するので、「特に気になるポイント」を重点的に指摘するからです。
つまり、「前回指摘した事を知った上で再度指摘する」と言う事は、その間違っているポイントと言うのは、英語として重大な間違いをしている可能性が高いからです。
また、特に英会話初心者の場合には、“発音に関する注意”などを指摘材料として挙げてしまえば、“ほとんどが指摘ポイント”となってしまうので、指摘された点を何から直せば良いのか、その優先順位が全く分かりません。
一方で、同じ先生からレッスンを受講していると、「おっ!前回指摘したポイントが直ってるね!」なんて先生から褒められる事もあり、モチベーションの維持にも繋がります。
英語学習とは、間違っているポイントを少しずつ改善していく事で、英語の根底の部分がドンドン伸びて行く事になるので、特に初心者の内は同じ先生からレッスンを受講して、自分の英語の伸びを先生に判断して貰う事で、着実なレベルアップを自分自身でも感じる事ができるようになるのでお勧めです。
マンツーマンレッスンが作る先生との信頼
マンツーマンレッスンで同じ先生からレッスンを受講すると、何度も受講している内に“先生との強い信頼関係”まで築く事が可能です。
強い信頼関係を築けば、先生とのレッスンは普通の英会話レッスンより何倍も楽しい物になり、それは、自分自身の英語力に直接跳ね返ってくる事にもなります。
マンツーマン英会話レッスンの上手な使い方
オンライン英会話レッスンには、先生と生徒が1対1でレッスンが行われる“マンツーマンレッスン”と、先生が1人に対して生徒が複数人(2~5人)で行われる“グループレッスン”の2種類のレッスンスタイルが有ります。
その内、マンツーマンレッスンでは、先生と生徒が1対1でのマンツーマン形式でのレッスンが行われるため、レッスンは生徒1人1人に完全にマッチしたものを受講する事になります。
そのため、レッスンは個人個人のレベルや就学速度なども考慮され、カリュキュラムに沿った上で“完全オリジナルの物”として提供されるので、非常に融通の利いたレッスンが可能になります。
そこで、折角“レッスンが融通が利く”のですから、その利用幅を最大限に使って有益なレッスンを受講する事が、“英語マスター”への近道となる訳ですが、多くのオンライン英会話受講者はその有益な利用方法を知っておられません。
ここでは、そんなオンライン英会話のマンツーマンレッスン受講者のために、「どのようにすればマンツーマンレッスンをより有益な物にする事ができるのか?」その上手な使い方について紹介してみたいと思います。
レッスンは必要最低限のポイントに絞る
オンライン英会話レッスンを始めたばかりの初心者の方々の場合は、先生が提供してくれるレッスンをそのまま受講して頂けるだけで、十分に英語力アップが見込まれるのですが、それは、英会話の第一段階としての「英語を話す事に慣れる」と言う事も目的の1つだからです。
しかしながら、オンライン英会話でのレッスンに慣れてくると、「英語を話す事や聞く事に対して躊躇する」と言う段階は終わるため、次のステップとして、「どのようにすれば、もっとレッスンを効率良く進められるのか?」と言う点が、英会話上級者への近道を模索する上で大切になってきます。
正直なところレッスン受講を続けているだけでも、十分に英語力は上がってくるので、そこまで無理をする必要も無いのですが、それでもレッスン前に30分時間を取るだけでレッスンを劇的に変化させる方法があります。
それは、「簡単なレッスンの予習を行う事」です。
レッスンについて予習を全くしない“通常のレッスン”の場合、レッスンはテキストに従って「問1~問5」までをレッスン時間中に流して行く形になるのですが、例えば、「問1~問5」の内、「問3」の問題だけ理解できなかった場合、どうなるか分かりますか?
この場合、マンツーマンレッスンでは、先生は次回のレッスンで理解できなかった「問3」の部分だけを集中的に説明してくれ、「問3」が難解な場合には、1レッスンを全て使ってでも私たちが納得できるまで熱心に解説をしてくれます。
しかしながら、この場合、本来はテキストの次ページでレッスンを行う回だったはずなのに、「問3」が難解であったために1レッスン分を全て消費してしまう事になってしまい、これは全体的な意味で考えると「レッスンが遅れる」事を意味しています。
そこで、レッスンの前に30分でも良いので、その日行うレッスン内容を予習しておき、先生に「問〇だけを説明して欲しい」と言う風にしておくことで、「問1~問5」のように幅広い範囲にレッスン時間を割かずにスリム化する事ができ、レッスンの効果を飛躍的に上昇させる事できるようになります。
また、分からないポイントだけを集中的にレッスン受講する事で、レッスンの効率だけでなく、「集中してレッスン受講を受けられるようになる」と言うのも良いポイントだと言えます。
マンツーマンレッスンだからできるポイント
先に紹介したような、「ある一定の部分」だけを抽出した英会話レッスンを受講する事は、他の生徒と一緒にレッスンを受講する事になるグループレッスンでは不可能です。
そう言った意味でも、如何にマンツーマンレッスンが英語学習に有益で有るか?お気づきになられるかと思います。