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IELTS対策でオンライン英会話を利用する効果

海外大学入学にIELTSが必要な様子

 IELTS(アイエルツ)は、日本では余り知られていませんが、オーストラリア、イギリス、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ共和国を代表とする国々では、ほとんどの教育機関で採用されている英語能力判断テストです。

 それらの国々では、高校・大学入学時や就職時にIELTSのスコア(点数)が参考に使われており、日本で英語力判定テストとして有名なTOEICのスコアは一切参考にされていません。

 特にオーストラリアなど移民の多い国では、就職面接時にIELTSのスコアを記載する項目が有りますが、TOEICのスコアを記入する欄が無いなど、如何にIELTSのスコアが重要視されているかを、留学やワーキングホリデーで現地滞在中に痛感される事になります。

 また、IELTSのスコアはTOEICのように990点と言った大きな数値では無く、1~9点の間で判断され、リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの4つコンポーネントの平均を四捨五入した、オーバーオールスコア(全体スコア)で判断されます。

 一般に、TAFEやカレッジへの出願にのためには、オーバーオールスコア「5.5点」以上が必要で、大学進学では「6.0以上」、大学院には「6.5以上」が条件として提示されています。

IELTSは日本人には“かなり”難しい

 IELTSは「TOEICで900点を取った」と周囲に自慢しているような人が受けても、オーバーオールスコアが「6.0」程度のスコアを取得すれば良いほうだと思われるくらい、“かなり難しい”英語テストです。

 その理由として、日本人にとってテスト内容が“リスニング”、“リーディング”、“ライティング”、“スピーキング”の4つ分野となっており、リスニングのスピードはTOEICの比では無いほど早く、リーディング問題は長く、“スピーキング”は議題が難しかったりします。

 また、“全てのテスト内容が一朝一夕ではモノにできる事は無い”と言うところがポイントとなっており、継続した英語学習が無い限りはTOEICとは違い高得点の取得は難しいと言えます。

 日本人にとっては、どのテストを取っても難しいのですが、“リスニング”や“スピーキング”は日常生活で英語を話す機会を設けておかなければ、正直、厳しいと言わざるを得ません。

仕事の面接時にIELTSについて聞かれる

 海外で就職しようと考えている場合、面接時にIELTSのスコアについて尋ねられる事が良く有ります。

 特にワーキングホリデー中に仕事を探しているような方の場合には、企業側からしても英語力が未知数な相手を雇用する事に危険を感じているため、IELTSのスコアが重要視されています。

 そのため、IELTSスコアを持っていない方の場合には、面接時に「自分は英語が話せる」と面接官にアピールする事は必須となります。

オンライン英会話でIELTS対策に効果が有るのか?

IELTS対策のレッスンイメージ

 次に、「オンライン英会話を受講する事でIELTS対策に効果が有るのか?」と言う事について紹介してみたいと思います。

 先にも紹介したようにIELTSは一朝一夕で高得点が取れるような甘い試験では無く、日常からしっかりと英語を学習して、身に付けられた方だけが高得点を取得できるテストになっています。

 そのため、オンライン英会話でIELTS対策を1~2週間程度受講したからと言って、IELTSのスコアが急激に上がる事は無く、スコアが1~2点上がるような場合には、「IELTS対策専用の小手先だけのテクニックを学んだ」と言ったところです。

 ただし、オンライン英会話を継続的に受講している場合には、IELTSスコアはゆっくりですが着実に上がっていき、英語力がしっかりと付いてきている事を確認できるかと思います。

オンライン英会話でIELTS対策の効果を得られる人

 先ほどは、オンライン英会話を受講したからと言って、1~2週間程度では「IELTSのスコアが急激に伸びる事は無い」と紹介しましたが、実は、オンライン英会話を1~2週間程度でも一気にIELTSのスコアが上がる人たちもいます。

 その人たちと言うのは、日ごろから英語学習に励んでいた人たちです。

 日々、英語をコツコツと勉強してきた人たちには、既に、“英語の基礎”や“英文法”、“英語を聞き取れる耳”、それに“長文読解”と言う能力が身に付いており、後は“ライティング”でのルールや書き方のコツ、それに、“スピーキング時”の発音やフレーズの作り方を学習すれば良いと言う状況が作られています。

 そう言った人たちは1~2週間程度オンライン英会話を利用して、「IELTS対策を行った場合でも十分に効果を感じられる」事になるでしょう。

 やはりIELTSは総合的な英語を評価するテストなので、ハイスコア獲得のためには、どうしても「日ごろからの英語学習」が一番の近道となってしまいます。

 そのため、オンライン英会話による「IELTS対策コース」などの受講は、長期的に受講するか、もしくは、“最後の仕上げ”や“最後の追い込み”として考えて頂ければと思います。

IELTS対策コースを持っているスクール

 IELTSは先にも紹介しましたが、日本では余り知られていない英語力判定テストなので、「IELTS対策コース」を持っている英会話スクールは余り有りません。

 そのため、スクール探しに苦労をされる方が多く、良く質問として受け付けます。

 そこでオンライン英会話ガイドでは、「IELTS対策コース」のレッスンを開講しているスクール一覧表としてまとめましたので、興味のある方が以下を参考にしてください。

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