オンライン英会話を利用するTOEIC対策の効果
さて、ある程度TOEICに対する認識を持って頂けたところで、それではいよいよ本題の「オンライン英会話を利用するTOEIC対策の効果」について解説してみたいと思います。
まず最初に結論から述べると、「間違いなくオンライン英会話を利用したTOEIC対策は効果が有ります」。
先ほどまでのTOEICについての解説でも少し紹介していますが、正直な話、TOEICはさほど難しい英語テストとは言えず、しかも四択問題となっているため、英語の全く知らない人でも「最初から正解率は25％が与えられている」と言う、これを資格として読んで良いのか疑問に思う事もある試験です。
特に、仕事面で優遇される事も有りますが、実際にビジネスで英語を使用する場合、TOEICのリスニングテストのように“ゆっくり”、“ハッキリ”、“分かりやすく”話してくれるような商談相手に出会う事は「まず不可能だ」と言っても過言ではないでしょう。
実際のビジネスにおいて「Time is money.(時は金なり)」と言う“ことわざ”も有るように、1分1秒を争うような職場になればなるほど、あんなに“聞きやすい英語”を話す事は無くなりますし、周りの騒音や多くの話し声が飛び交う中での会話が基本となるため更にリスニングの条件は悪化します。
また、TOEICのリスニングの場合、 現実の会話と違い、複数人の会話で良くある“矢継ぎ早に話題がドンドン変わっていく”と言う事も有りません。
そう言った試験なのですから、オンライン英会話で実際に行われる英会話の方が、圧倒的にレベルが高く、より実践的な会話が繰り広げられるため、TOEICスコアに対して効果が出るのは当然の事と言えます。
TOEIC対策にオンライン英会話を利用する際の注意
実は、今まで「難しいテストでは無いですよ」と紹介してきたTOEICですが、それには幾つかのハイスコアを取るための攻略法と呼ばれる方法が有ります。
それはTOEIC対策のレッスンを受けて行く上で、先生から“TOEIC高得点のためのコツ”と言う風に教えて貰える事なのですが、正直、「直ぐにTOEICの高得点が必要な人」以外には、オンライン英会話ガイドとしては“コツ”を使って欲しく有りません。
その理由として、TOEICは四択問題となるので、幾つか問題や回答に対して傾向が見られるため、その傾向に対する対策さえ知っていれば「少しレッスンを受講しただけでも100点～150点の得点アップ」が簡単に望めてしまいます。
しかしながら、そうやって取得したTOEICスコアが「本物かどうか？」と言われると、実際の英語力を考えると“かなりのグレーゾーン”と言わざるを得ません。
そのため、もしも純粋な自分の英語力を知りたいのであれば、“コツコツ”とオンライン英会話レッスンを受講して頂き、数ヵ月経った後で、全くTOEIC対策を行わずに受験をしてみてください。
その時に初めて、小手先のテクニックに囚われない、本当の自分の英語力を知る事ができると思います。
また、そうやってコツコツとした英語学習の上で取得できたTOEICのスコアは、何度受講しても同じような得点を取得する事ができるので、就職してからの企業評価アップにも大きく役立ちます。
TOEIC対策コースのあるスクール
オンライン英会話スクールの約半数ほどは、「TOEIC対策コース」として、TOEIC専門のコースを用意しています。
オンライン英会話ガイドでは、TOEIC対策コースを開講しているスクールを探しやすいように、一覧表として紹介しているので、興味が有る方は以下の比較ページを参照にしてください。
TOEIC対策で使うオンライン英会話の効果
就職や高校・大学入試などでの評価獲得のために、TOEIC(Test of English for International Communication: 国際コミュニケーション英語能力テスト)で高得点を取ろうと考えておられる方は沢山いらっしゃいます。
日本でTOEIC(トーイック)のスコア(点数)は、幅広い分野での英語能力の判定に使用されており、一般にTOEICで高得点を取得していると「就職や入試に有利」だと言われています。
TOEICは、日本・韓国・台湾などのアジア諸国の英語能力判定テストとして利用されており、例えば、一流企業と呼ばれる会社の中には、入社志願ができる者の対象として、TOEICの最低点数を600点～800点(企業により違う)と言うボーダーが設定されており、最低でも“ボーダー以上のスコア”を取得していないと、書類面接はおろか、応募自体を受け付けてくれない会社も有ります。
それほどTOEICの点数と言うのは重要視されているのですが、近年では「TOEICで高得点を取るための対策としてオンライン英会話は効果が有るのか？」と言う質問を良く見かけるようになりました。
そこでここでは、「TOEICスコア」について詳しく紹介すると共に、「オンライン英会話を利用するTOEIC対策の効果がどれほどあるのか？」と言う事について紹介してみたいと思います。
「TOEICスコア」獲得と有利な受験と就職
オンライン英会話が「TOEICスコア」で高得点をマークするために有効であるかを紹介する前に、まずは「TOEICスコア」の基礎的な知識について紹介してみたいと思います。
多くの人が「TOEICのハイスコア獲得」や「TOEICの点数が良かった」と言う話を聞いた事が有るかと思いますが、時折、電車やバスなどに乗っていますと、外資系のサラリーマンらしき方々が「今回のTOEICは“650点”だったぞぉ」「いいな～俺は“500点”だよ、次回までに勉強しておかないとヤバいな」と言う会話をしているのを耳にします。
これは、「TOEICの点数を評価の1つとして採用している企業が有る」と言う事を意味しているのですが、特に大手企業と呼ばれるところになればなるほど、“TOEICスコア”を重要視しているところが多くあります。
また、受験においても、TOEIC400点以上を取得しておけば国公立の大学で有ったとしても優遇措置が得られたり、さらに良いスコアを持っている方の場合には「特別推薦枠」として大学推薦まで受けられるところも有ったり、入学してからもTOEICの一定スコア以上を取得する事で、「単位免除」となる学校も有るほどです。
つまり日本では、高いTOEICスコアを取得しているだけで、高得点を取得していない人と比較して得する事ばかりなのです。
大学に通われた方ならば分かりますが、“TOEIC700点以上取得している者は2単位免除”と言った特別項目が有りますが、この「2単位」は、「半年間、毎週90分授業を受講したケースと同等」と言う事を意味しています。
もしも、この先の人生で「自分の自由な時間」を作りたいのであれば、TOEICのハイスコア獲得ほど日本で有効に活用できる資格と言うのは他には無いのかも知れませんね。
海外に永住している日本人とTOEIC
ここまでTOEICの重要性について紹介してきましたが、実は、海外に永住している日本人のほとんどは、TOEICやその他の英語試験と言うものを受ける事は有りません。
「え！？」とビックリされる方もいらっしゃる方も多いかも知れませんが、海外(英語圏)で永住している方にとってのTOEICは、特にリスニング部門では子守唄並みに遅い上に詰まらな過ぎて、眠気が止まらなくなってしまうほどだからです(笑)。
それくらい簡単なTOEICなのに日本では高待遇が受けられます！これを逃す手は有りませんよね！！