もう少し長文でジョークを楽しもう
続いては少し長文になりますが、少し“ホラー”の雰囲気を持ったジョークを紹介してみたいと思います。
英文を読まれる方は、映画の冒頭に語られるような「語り口調での英文」となっている事を認識しながら読んで頂けると、さらに雰囲気も味わえて面白いかと思います。
悪の化身
One bright, beautiful Sunday morning, everyone in tiny Smithville wakes up early and goes to their local church.
Before the service starts, the townspeople sit in their pews and talk about their lives, their families, etc.
Suddenly, at the altar, Satan appears!!
Everyone starts screaming and running for the front entrance, trampling each other in their determined efforts to get away from Evil Incarnate.
Soon, everyone is evacuated from the church except for one man, who sits calmly in his pew, seemingly oblivious to the fact that God's ultimate enemy is in his presence.
This confuses Satan a bit.
Satan walks up to the man and says, "Hey, don't you know who I am?"
The man says, "Yep, sure do."
Satan says, "Well, aren't you afraid of me?"
The man says, "Nope, sure ain't."
Satan, perturbed, says, "And why aren't you afraid of me?"
"Well, I've been married to your sister for 25 years."
「悪の化身」日本語訳
ある明るく美しい日曜日の朝のこと、小さなスミス村に住む皆は早く起き、そして村にある地域の協会へと足を運んだ。
教会での儀式が開始される前に、集まった村人達は信者席に座わり、自分たちの生活や家族の話などをしていた。
すると突然、祭壇にサタン(悪魔)が現れた!
誰もが泣き叫びそして正面入り口へと駆け出し、お互いを踏みつけ合いながらも悪の化身から逃れようとした。
直ぐに、村人は教会から逃げ出したが、ある1人の男だけは落ち着いた様子で信者席に座り、「神の最大の敵が彼の目の前にいる」と言う事実に一見気が付いていない様子だった。
この男の行動は、サタンを少し困惑させた。
サタンは男に歩み寄り「おい、お前はワシが誰か分からんのか?」と尋ねた。
すると、その男は「もちろん。知っているよ。」と答えた。
サタンは「むむ・・。お前は私を恐れておらぬのか?」と再び男に尋ねた。
男は「もちろん。恐れてないよ。」と答えた。
サタンは動揺しながら言った「なぜ、お前はワシを恐れぬのだ?」
すると男は「あぁ、私はもう25年もあんたの妹と結婚しているからね。」
日本だけでは無く、海外でも「鬼嫁」は健在しており「悪魔嫁」になるんですね(笑)。
ひとくち英会話メモ
上のジョークでは「ain't」と言う表現が使われていますが、「ain't」は「are not」の略で「スラング」です。
あまり上品な表現では有りませんが、歌詞などでは良く使われる表現なので、これを機会に頭の片隅に置いておいてくださいね!
少し長めの英語ジョークで笑ってみよう
オンライン英会話ガイドでは英語学習に疲れた方のために、海外のジョークを楽しみながら英語を勉強する環境を提供していますが、ここで少し長文となりますが長めの英語で笑って頂こうかと思います。
まだ、「英語のブラックジョークを笑ってやろう」をお読みになられていない方は、先にそちらを読んで頂けると欧米人の笑いに入っていきやすくなると思いますので、先にそちらをお楽しみ頂ければと思います。
また、本ページでは英語和訳付きとなっていますので、「英語を勉強したい」と言う方は英語を読んで笑って頂き、「英語がまだ苦手だな」と言う方や「勉強に疲れた」と言う方は、日本語訳を読んで楽しんで頂ければと思います。
娘の車
まずは、ウォーミングアップを兼ねて、日本語版のみをお楽しみください。
思わず悲しくなってしまうジョークでしたが、実は、海外で車の免許を取得する場合、日本のように教習所のような場所に通うのでは無く、いきなり乗車試験が行われ、「試験官が指定した場所まで安全に運転することができた」と言うだけで免許を取得する事ができるんですね。
もちろん国や州によって大きく異なってくるのですが、そのような制度を導入している地域の場合、試験に使用する車は運転免許取得希望者が用意する必要が有り、その多くが親の車を借りて試験に臨む訳です。
つまり、上のジョークの父親は、娘に自分の車を運転の練習や試験受講に使わせていたため、免許取得までに2台半も車を失ってしまったんですね・・。
日本とは大きく運転免許文化が違う外国だからこそ想像しやすいジョークとなり、日本人にとっては少し笑うに笑えない話になりますが、異文化交流と言う意味も含めて紹介させて頂きました。
銀行総裁へのインタビュー
「銀行総裁へのインタビュー」日本語訳
ある若い記者が銀行総裁にインタビューにやってきた。
記者: 「総裁、教えてください。どのようにして、そんなに成功を収める事ができたのですか?」
総裁: 「2語で表現できるな。」
記者: 「総裁、それは何ですか?
総裁: 「“正しい”“決断”だ。」
記者: 「“正しい決断”は、どのように行うのでしょうか?」
総裁: 「1語で表現できるな。」
総裁: 「“経験”だ。」
記者: 「なるほど。では、どのようにすれば“経験”は得られるのでしょうか?」
総裁: 「2語で表現できるな。」
記者: 「それは一体何ですか?」
総裁: 「“間違った”“決断”だ。」
非常に微笑ましい銀行総裁のインタビューですね(笑)
海外の笑いも日本の笑いと同じように、立場の弱い人が、立場の強い人の“恥ずかしい一面を引き出す”と言うものが有り、この「銀行総裁へのインタビュー」のようなものが多くあります。
ひとくち英会話メモ
総裁のインタビューで「make right decisions(正しい決断をする)」と言うフレーズが有りますが、ここで使われているように「make」は「作る」と言う意味以外の使われ方をするケースが多々あります。
例えば、日本人が良く使う「turn left(左に曲がる)」と言った表現も、ネイティブスピーカーの中には「make a left」と言う表現を使う事が有ります。