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久しぶりに会ったら「How have you been?」

メールでhow have you been?と聞かれている様子

 もしも、町で買い物をしている途中に久しぶりに友人とバッタリ出会ってしまったり、長い間連絡を取り合っていない友人に対してメールや電話を掛ける場合、「元気にしてた?」や「最近どう?」と声を掛けますよね?

 そうです。ここでは覚えて頂きたいのは、その「元気にしてた?」や「最近どう?」と言う表現になります。

 「え?そんな英語表現オンライン英会話のレッスンで使うの?」と疑問に思われた方も多いと思いますが、実は、この表現はオン欄英会話レッスンでも非常に良く使われます。

 それは、オンライン英会話レッスンは、“講師を自由に選択できるスクールが多い”ため、一定の同じ講師からレッスンを受けるケースだけでは無く、自分の気分や意思で先生を選択して受講します。

 そのため、「以前はA先生で数ヵ月レッスンを受けてたけど、今月からB先生に変えて、ある程度英語が理解できるようになったので再びA先生に戻す」と言う事は頻繁に行われます。

 そこで、「元気にしてた?」や「最近どうだった?」と言う表現が自然に先生や生徒側から出てくるので、この英語表現を知らないと、逆に「先生の質問の意味が分からない」や「どう対応して良いのか分からない」と言う状況になってしまうので、どうぞ記憶の片隅において頂ければと思います。

「How have you been?」の解説

 まず、ここで紹介するフレーズは「How have you been?」で、意味は先ほどから紹介しているように、「元気にしてた?」や「最近どう?」となります。

 「How have you been?」の単語を分解して解説すると、英会話初心者が使用するには“少し難しい文法”が使用されているのですが、「How(どのように)」、「have(現在完了形の疑問文)」、「you(あなたは)」「been(過ごす: be動詞の過去分詞)」となります。

 現在完了形ついて、簡単に説明すると「過去形」とは違い、過去のある地点から現在もその状態が継続している事を意味します。

 そのため、「How have you been?」と言う表現は、「前に会ってから(連絡最後にとってから)、あなたはどのように過ごしていました?」と言う意味から派生して、「元気にしてた?」や「最近どうだった?」と言う表現になります。

簡単な現在完了形の作り方

 現在完了形は、「have[has] + 過去分詞(p.p.)」の形で作られ、動詞が「過去分詞」へと変更されるところがポイントとなります。

 また、主語により「have」や「has」と変化し、例えば、主語「I」や「You」の場合には「I have + 過去分詞」となりますが、主語が「He」や「She」または「It」や「That」などの場合には、「He has + 過去分詞」と変化します。

 この場合の意味としては、「継続・経験・完了・結果」の4種類が有り、「継続: ~し続けている」、「経験: ~したことが有る」「完了: ~したところ」「結果: ~した結果」と言う意味になりますが、今の段階では特に意識する事も無く、「過去のある時から現在まで続いてる」と言うイメージを持って頂ければと思います。

 疑問文を作るケースは「Do」や「Does」で疑問文を作る方法と同じで、主語の前に「have」や「has」の位置を変更するだけで「OK」です。

 (現在進行形の例)
 ・He has lived in Australia(彼はオーストラリアに住んでいる(現在も継続)).
 ・Has he lived in Australia(彼はオーストラリアに住んでいますか?(現在も継続)).

現在進行形は今の時点では必要無い

 現在完了形を理解するには、基本的に英会話力中級以上の実力が必要となるので、ここでは無理に覚える必要は無いので心配しないで頂ければと思います。

 また、義務教育の際に覚えた「現在進行形」は、“覚える土台の無い上に無理やり覚えた”ため理解ができなかっただけで、しばらく英会話で学習した後だとビックリするほど理解しやすくなります(実は説明する側も楽になります(笑))。

「How have you been?」の回答

サラリーマンの生活のイメージ

 とっても頭の痛い「現在完了形」の話を駆け足に済ませて、再び“楽しい英会話”のための学習に入っていきたいと思いますので、眠たい目を擦って付いてきてくださいね(笑)。

 さて、続いて、「How have you been?」と質問を受けた場合の回答方法について解説していきたいと思いますが、最も英語力を伸ばす方法として良いのは「相手の回答をコピーすること」です。

 そのため、本来であれば、オンライン英会話ガイドのフレーズ集などで「How have you been?」の回答については勉強せずに、「How have you been?」と先生より先行して質問する事により、生きた英語を学ぶ事をお勧めさせて頂きます。

 しかしながら、案の定先生に発言権を取られてしまい、先生から先に「How have you been?」と質問されてしまうとお手上げですよね(笑)?

 そこで、そのような場合の対策として、幾つかの回答例を紹介させて頂きたいと思います。

「How have you been?」の回答例

 以下が、「How have you been?」と質問された場合の回答例となります。

  • I have been good.(良かったよ。)
  • I've been not bad.(悪く無かったよ。)
  • Pretty good, because I have worked for ABC company.(調子良いよ。なんたってABCカンパニー働いているからね。)

 と、このような回答ができる事になりますが、ここでのポイントは「現在完了形で返す必要は無い」と言うところですが、「How are you?」と言う風に質問された時と同じように、「Pretty good.」や「Not bad.」と返事する事も可能ですし、単に「I'm doing alright.(まぁ、上手くやってるよ)」と現在形で返す事も可能です。

 「How have you been?」は基本的には“挨拶”として使われるので、「そこまで文法等にも気を使わずに気楽な感じで返せば良い」と思っておいて頂ければと思います。

 また、質問方法としては、「How have you been recently?」と、“recently(最近)”を加えて、「最近どうだった?」とするケースも多いので一緒に覚えて頂ければと思います。

「How have you been?」は少し硬いイメージ

 挨拶と言えば仲の良い友人間で使われるのは、やはり“What's up(調子はどうだい?、どうよ?)”と言う表現になり、「How have you been?」と聞くと、少し硬いイメージは残ります。

 また、オーストラリアなどに行くと「Good day(G'day), mate!(グッダイマイト)」と言う表現が“非常に”良く使われています。

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