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「pardon me?」でリスニングアップ

英語で会話のキャッチボールを行っている様子

 オンライン英会話のレッスン中だけでは無く、街中での日常会話、さらにはビジネスシーンでの取引先との会話など、どんな場面においても「相手が言っている言葉が聞き取れない」と言うケースは良くあります。

 そう言った場合に備えて「何と相手に伝えれば、相手がもう1度言い直してくれるのか?」を覚えておくことで、相手に対して失礼の無いようにし、尚且つ会話の流れをスムーズし途切れないようにする事ができます。

 そこで、ここでは相手にもう1度同じ内容を話してもらう英語表現である、「Pardon?(何ていいました?)」と言うフレーズについて紹介していきたいと思います。

 また、ここで紹介する「Pardon?」は、軽やかに相手に「Pardon?」聞き返すだけで、周りに居る日本人の人に、“ちょっと英語ができる人”をアピールできちゃうと言う“カッコイイ英会話フレーズ”となっています(笑)。

「Pardon?」の使い方を覚えよう

 「Pardon?」の使い方は至ってシンプルで、相手(英会話レッスンの場合は先生)が、『ペラペラ~ペラペラ』と、全く理解できないように話した時、もしくは、周りの音がうるさくて『What is your xxxxxx xxxxxxx in this class?』のように会話が歯抜けのように聞こえてしまった時です。

 そう言った場合に、「Pardon?」と相手に対して「え?何っていいました?」と言う感覚で聞き返します。

 その時のポイントとしては、「Pardon?」と相手に聞き返しているので、相手に表情を見せる事ができる状態であれば、「申し訳なさそうな表情」を相手に見せる、音声だけの場合でも「ごめんなさい聞こえませんでした」と低姿勢さを声色に込めて相手に伝えて頂ければと思います。

 それは、「Pardon」とは、本来、“許し”や“容赦”と言う意味で、「聞き返す事を許してください(容赦してください)」と言うニュアンスが含まれるからです。

 これは納得ですますよね?

 相手は自分に対して一生懸命話をしてくれていたのに、何かの不可抗力が有った為聞き取れなかったにせよ、「聞き取れなかった」と言う事実に対しては自分の責任も少なからずありますから、少し申し訳ない気持ちになって、相手に「もう1度言ってください」と言う姿勢が美しいですよね?

「Pardon?」の連呼は危険?

 先ほども紹介したように、「Pardon」には“許し”や“容赦”の意味があり、相手に対して「聞き取れなかった事を許してください」と言うお願いの立場から発せられるフレーズなので、「Pardon?」の連呼は人とのコミュニケーションとしては非常に危険です。

 例えば、必死で説明している相手から「え?今何て言いました?もう1回言ってください」と何度も言われると、「この人は本当に私が言っている事を真剣に聞いているのか?」と思われてしまうかも知れません。

 そこで、何度か聞き返す必要が有った場合に、英語のネイティブスピーカーは、1回目「Perdon?」と言い、2回目には「Perdon me?」と、「Perdon?」よりも少し丁寧な聞き返し方を出して、「相手に対して私は真剣に聞こうとしているけど聞こえないんだ」と言う気持ちを伝える英会話テクニックを使う人もいます。

「Pardon?」を連続で使うなら理由を説明する

 どうしても「Pardon?」を連呼しなければいけない場面に出くわしてしまった場合、「自分がなぜ聞き取りにくいのか?」と言う情報を相手に伝えるのも1つのテクニックです。

 例えば、相手が電話越しであれば「Sorry, here is very noizy.(ごめんなさい、ここはとてもうるさいの)」などと付け加えておくと、聞き返す事に申し訳ない気持ちも伝えられ安心して聞き返す事ができます。

相手に聞き返す際のフレーズ

「pardon」を使いもう一回実演してもらっている様子

 相手に対して「もう1度言ってください」と頼むのは、左の画像のように魚に対して「もう1度隣の水槽にジャンプしてください(笑)」と言うほど、言われた本人からすると煩わしい対応になります。

 しかしながら、英会話初心者の場合、レッスン中の先生であれ、外国の友人であれ、または海外旅行先での税関手続きであれ、「もう1度言ってください」と相手にお願いする事が比較的多くなってしまいます。

 そこで、今度は、相手に「もう1度言ってください」と言う幾つかのバリエーションを覚えて頂き、“聞き返した相手をできるだけ不快にさせない方法”を覚えておいて頂ければと思います。

「Pardon?」以外の聞き返し

 「Pardon?」以外に相手に聞き返すフレーズとして、先ほども紹介した「Perdon me?(直訳: 聞き返す私を許してください)」や、「I beg your pardon?(直訳: 私が聞き返す事を許してくれるように頼む)」などが有ります。

 また、単に「Sorry?(ごめんなさい)」と、語尾を上げる形で言う事で「もう1度言ってください」と相手に対してお願いする事もできるので、できるだけ“同じ聞き返しのフレーズ”を連呼はしないようにして聞き返すよう心がけて頂ければと思います。

 また、英語のネイティブスピーカーの多くは、「Sorry?」と言う風に簡単に聞き返す事が比較的に多いように思いますが、相手が言った事に対して“しかめっ面”をして「Sorry?」と言うと、「え?余り嬉しく無い話が聞こえたけど、お前、今何て言った?」と言うニュアンスを相手に伝える事もできます。

聞き返しのフレーズを決めておけばOK

 特に、ビジネスとして英語を使う場合、電話応対や取引先との会話などの場面で相手に対して「Pardon?」聞き返さなければいけません。

 その場合、聞き取りにくい理由を相手に伝える事は非常に重要ですが、「Sorry ⇒ Pardon ⇒ Pardon me」のように3つくらいの流れを事前に想定しておけば、慣れてくると口が勝手に聞き返しの語句を選んで相手に話すようになります。

日本人は低姿勢だから良い

 この聞き返しのフレーズについてですが、日本人の場合、そのほとんどの人が聞き返す事に対して「申し訳ない」と言う意識を持って聞き返すので特に問題は無いのですが、国によっては強く「Pardon!!!!!????」とかなり上から目線で何度も聞き返してしまうケースも有り、度々トラブルとなる元となる“非常に繊細な言葉”が「Pardon?」と言うフレーズです。

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