英会話レッスン中に使われる「so far, so good」
次に、本題の英会話レッスン中に使われる「so far, so good」についてですが、実は、この「so far, so good」と言うフレーズは、英会話レッスン中には“回答”としてではなく“質問”として良く使用されます。
それは、この「so far, so good」と言う表現がレッスンでとても役に立つ表現で、先生にとって非常に使いやすいからです。
例えば、先生はレッスン中に英文読解や発音方法、それに英文法の説明や解説などを行う訳ですが、そのレッスンを聞いている生徒の理解度が気になる訳です。
そこで先生たちの多くは、「生徒達が今までの説明・解説を理解しているのか?」を知るために「So far, so good?(質問調子にして語尾を上げる)」と質問するのです。
この時の「So far, so good?」と言う質問は、「今までのレッスンは理解できている?」や「ここまでは分かった?」と言う意味になります。
先生側も、レッスン中1人でベラベラと話しているだけは、英会話レッスンでは無くて、“ただの解説・説明となってしまう”ので意識して生徒側へと問いかけるように指導されているので、この「So far, so good?」と言う表現が非常に役に立つ訳です。
「so far, so good」の質問の返し
さて、それでは最後に先生から「So far, so good?」と質問を受けた場合の返しについて紹介しておきたいと思います。
「So far, so good?」は先ほども紹介したように「今までのレッスンは理解できている?」と言う意味なので、それまでのレッスンが理解できているならば、「so far, so good.(疑問形とは違い最後は下げる)」と回答すれば“OK”です。
また、説明の内容が理解できていない部分があるのならば、「I don't understand 〇〇.(〇〇が分かりません)」と言う風に回答すると、先生が再度説明を行ってくれるでしょう。
どうです?「so far, so good」は便利なフレーズだと思ったでしょ(笑)。
英会話初心者コースの「So far, so good?」
英会話初心者コースの先生は「So far, so good?」と言う質問を余り使ってくれません。
それは先に紹介したように、「So far, so good」の説明が難しいため、初心者にも分かりやすいように「OK?」や「Understand?」と言う日本人に馴染の深い単語を使ってくれているためです。
そこで、こちらから「So far, so good.」と返事をしてあげると、次の質問からは「So far, so good?」と聞いてくれるようになるので実践してみてください。
英会話レッスンで良く使う「so far, so good」
オンライン英会話レッスンを始めてみると、「単語の意味は簡単なのに、なぜか意味が理解できない英会話フレーズ」が度々登場してきます。
そう言った場合、“先生に直接意味を尋ねる”と言うのが最善の策となる訳ですが、英会話初心者の場合になると“質問してみたものの、意味が全く分からない(理解できない)”と言うケースが見られます。
そこでここでは、そう言った“英会話初心者が困るであろう”と考えられる、“英会話レッスン”や“英語でのプレゼンテーション”で非常に良く使われるフレーズ、「so far, so good」と言う表現について紹介してみたいと思います。
「so far, so good」の解説
「so far, so good」と聞くと、ついつい「so(とても、凄く)」「far(遠くへ)」「good(良い)」と言う意味から、「とても遠くへ、とても良い」と訳してしまいがちです。
しかし実際は、「so far」は「今までのところは、ここまでは」と言う意味になり、「so good」は「良い、まぁまぁ良い」と言う意味になります。
つまり、「so far, so good」の意味は、「今までのところ、まぁまぁ良いよ」や「今までのところ順調だよ」となり、「今までのところ、とても良いよ」と言う意味にもならないので注意が必要です。
例えば友人から“仕事”について質問を受けた時、「so far, so good」を使用して以下のように回答する事ができます。
「so far, so good」を使う例文
・友人「How is your work?(仕事の調子はどう?)」
・自分「So far, so good.(今のところは順調だよ)」
こんな会話が、少しおしゃれな“バー”や“レストラン”、お酒を一杯飲みながら行われていたら、“大人の会話”って感じのする「カッコイイ英語での返答」のように英会話初心者の方は感じちゃいますね。
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「so」を上手く使えない日本人
日本人の留学生の多くが「So nice!!」や「So great!!」それに「So cool!!」と言う風に使っているのを耳にしますが、英語のネイティブスピーカーにとっては少し違和感のある表現に聞こえてしまいます。
「so」を強調として使いたい時には、しっかりと主語と動詞を用意して「That's so Nice!!」「He is so cool!!」と言う風にする事を覚えておいて頂ければと思います。