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相手の意見を聞く「What do you think?」

相手が考えている事のイメージ

 自分が何かに対して意見や意思が有った時、「その意見に対して他人がどのように考えているのか」を尋ねてみる機会と言うのは日常生活には良くある事です。

 それは英会話初心者にも共通する事で、自分の意見に対して先生からの“何らかの話”や“アドバイス”を貰いたいと言う機会は大変多くあるものです。

 そんな時に、「相手がどのように思っているのか?」もしくは「どのように考えているのか?」について、相手から意見を貰えるフレーズと言うのが今回ターゲットにしているものです。

 特に、英会話初心者の場合には、自分が長い間話せるほどの英会話スキルが無いので、「相手の意見を聞く事」と言うのは会話を盛り上げるための重要テクニックとも言えます。

 ここで、相手の意思を尋ねるフレーズをしっかりと学んで、自分の考えと相手の考えを比べ、異文化交流の第一歩を歩み始めてみましょう。

「What do you think?」の解説

 相手の意思を聞く質問は至ってシンプルで、「What do you think?(あなたはどう思いますか?)」で十二分に通用します。

 ここでのキーワードは、「What(何)」と「think((・・だと)思う)」で、「あなたは何を思いますか?」と言うのが直訳となり、「あなたはどう思う?」と言ったニュアンスで使えるフレーズになります。

「What do you think?」それとも「How do you think?」

 「What do you think?」と言うフレーズについて、英会話初心者の方から特に多いのが、「“What do you think?”を使うべきですか“How do you think?”を使うべきですか?」と言う質問です。

 実は、この2つ似ているようで“全く意味が違う”フレーズとなるので、その中身についてじっくり考えてみましょう。

 特にこの2つを混合してしまうのは、中学高校生の間に“文章を英語を覚えてしまった方々”に多く、オンライン英会話のように会話を通じて英語を学習された方々は、全く悩まずに使いこなす事ができます。

 その理由として文章で英語を学ばれた方は、「あなたは“どう”思いますか? ⇒ あなたは“どうのように”思いますか?」と言う風に英語表現を日本語で考え、「What(何)」で「How(どのように)」だから、相手の意思を尋ねたい時は「How do you think?」が正しいとしてしまいます。

 しかし、これは大きな間違いで、この場合に日本語で考えるなら「あなたは○○(事前に話した内容)について“何を”思いますか?」と言うのが正しく、つまりは「What do you think?」が正解となります。

 また、「How do you think?」の「How」は、「どうやって・どのようにして」と言った“方法を問う”と言うニュアンスになるため、「How do you think?」と言うと「“どのようにして”その考えへとたどり着いたのか?」と言う考えに至った手順や順序を尋ねる質問になります。

 折角オンライン英会話をされているのですから、できるだけ英語は英語で考える癖を付けて、このような間違いは無いようにして頂ければと思います。

プレゼン最後に「How do you think?」

 ある会議でプレゼンテーションをしていた日本人ビジネスマンが、プレゼン最後の決め台詞として「How do you think about this?(本人が言いたかった意味: さぁ、皆さんはこの事についてどう思いますか?)」とドヤ顔で会場へ問いかけました。

 直後に会場は“ザワついた”のは言うまでも無いのですが、「How do you think about this?(皆さんは、この事についてどのようにしてその考えになったのですか?)」、少し違いで大違いとなるので注意をしてください。

「think」の発音を注意

thinkと間違えてsinkになってしまったイメージ

 「What do you think?」については、これまでの解説で十分に今日のレッスンから使えるようになられた事と思いますが、実はもう1点だけ注意点が有ります。

 それは「What do you think?」に含まれる、「“think”の発音」についてなのですが、「th」の発音は舌を上の歯と下の歯で挟み込み、それを中に押し込めるようにして音を出す、日本語には含まれない発音方法になります。

 そのため、日本人の多くはついつい舌を噛む事を忘れてしまい、「th」の発音では無く「s」の発音で「sink」と言ってしまいがちです。

 「sink」は、「沈む・沈没する」と言う動詞で、「What do you think?(あなたは何を沈む?)」と言う意味になってしまい、意図したところから大きくかけ離れてしまうので、特に初心者の内から発音について気にしておいて頂きたいフレーズになります。

「th」の発音を鍛えるエリザベス

 「th」の発音は非常に難しい発音になるのですが、「think」の場合には単語の頭が「th」なので比較的誰でも容易に発音を覚える事ができます。

 しかし、それでも“発音は大変難しいもの”で、何度練習しても上手くできない何て言う人は沢山いらっしゃいます。

 そんな方は、毎日10回「エリザベス」と鏡の前で発音を練習する事で、一気に「th」の発音が身に付くようになるので是非実践してみてください。

 それは、日本語では「エリザベス」ですが、英語では「Elizabeth」となり、「L」と「TH」の発音を含む、日本人にとっては超難関ワードだからです。

 これが言えるようになる頃には、もう「think」の「th」の発音はマスターしたも同然なので、今日から鏡の前で「Elizabeth」を練習してみてください。

 また、発音について先生に尋ねる場合には、以下のフレーズを参考にして頂ければと思います。

発音矯正で英語ができる人

 “英語ができる人”と周りから思われる(周りに思わせる)ためには、やはりある程度の発音は必須になってきます。

 発音は難しいですが、面接においても大きな評価材料となるので、「発音は無理だ」とあきらめないで毎日コツコツ「Elizabeth」でトレーニングして頂ければと思います(友人の“Kenneth”には泣かされました(笑))。

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