「What do you do for a living?」について
日本人で「What do you do?」と言うフレーズを既に知っている方の多くは、「What do you do? = 仕事は何をしていますか?」と言う風に強制的に記憶された方になります。
それは、「What do you do?」が受験用の英語フレーズとして使われる事が多く、「高校や大学受験用の英語フレーズ」として覚えるケースが非常に多いからです。
しかし、実際は「What do you do?」と言うフレーズは「What do you do for a living?」省略形となっており、「What do you do for a living?」を覚える事で、「What do you do? = 仕事は何をしていますか?」と言う風な記憶に頼った英語学習の必要が無くなります。
そこで、「What do you do?」に続き、「What do you do for a living?」の意味についても少し解説をしておきたいと思います。
「What do you do for a living?」の解説
先ほど「What do you do?」は、「What do you do for a living?」の短縮形だと紹介させて頂きましたが、「What do you do for a living?」を直訳すると、「あなたは生きる(生活する)ために何をしますか?」と言う意味になり、そこから派生して「仕事は何をしていますか?」と言う口語訳になります。
ここで「What do you do?」に追加されている「for a living」について解説すると、「for(~のために)」「living(生活する(生きる))」と言う意味になります。
「生活するためにしている事」と言う直訳から“仕事(職業)”をイメージさせて、「仕事は何をしていますか?」と言う意味になるのは如何にも英語らしい表現ですよね?
このように、「What do you do?」についても、受験などで“嫌々覚える詰め込み英語”から解放されて、“実際に活用する事ができるイメージ”として覚えて頂く事ができるのではないか?と思います。
他の職業の聞き方
「What do you do?」や「What do you do for a living?」と言ったフレーズ以外にも、相手の職業について質問するフレーズは有ります。
例えば、「occupation(職業)」と言う少し硬いイメージを持つ単語を使う事になりますが、「What is your occupation?(あなたの職業は何ですか?)」と言うフレーズもビジネスシーンなどで使われる事があるので、余裕があれば一緒に覚えておいてください!
「What do you do?」と仕事の質問
既にオンライン英会話を体験された方はお気付きになられているかも知れませんが、英会話初心者がオンラインで英語を学習する場合、フリートークでレッスンを行うと、「どうしても話のネタ切れ(話題が無くなる)」になってしまいます。
そうした時と言うのは、先生側も生徒同様に困ってしまうので“どうにかして話を続けよう”として色々な質問をあなたに投げかけてくる事になります。
そんな時、学生の場合には学校についての話などに触れる傾向があるのですが、社会人の方の場合には“非常に高い確率”で話題は職業へと進んでいきます。
こう言った「職業に関する会話」へと話題が推移する事は、英会話だけでなく日本人同士で話している日常会話を考えても自然な話題の流れですので、何となく想像は付きますよね?。
しかし、ここで問題となってくるのは、「仕事についての質問フレーズ」で、実は、英語で仕事に対して質問する時、少し紛らわしいフレーズが使われるんですね。
そこで、ここでは英語で仕事について質問する“紛らわしいフレーズ”、「What do you do?」について紹介していきたいと思います。
「What do you do?」の解説
まず、フレーズからですが、ここで紹介するのは「What do you do?」と言うフレーズで、「あなたの職業は何ですか?(何の仕事をされていますか?)」と言う意味になります。
先ほど「What do you do?」について“紛らわしいフレーズ”と紹介していますが、感の良い方は既にお気づきになられているかと思いますが、「What do you do?」が職業に関する質問だから日本人にとって、非常に紛らわしいのです。
それは、「What do you do?」の単語を分解すると、「What(何を)」「do(疑問文)」「you(あなたは)」「do(する)」と言う意味になるので、直訳すると「あなたは何をするの(しているの)?」と言う疑問文になります。
つまりは、「What do you do?」について、「あなたの職業は何ですか?」と言う質問になる事を知っていない限り、「What do you do?」と聞かれると、「I am just talking with you.(私はあなたと話しているだけだよ)」などと、全く会話として成り立たないチンプンカンプンな回答をしてしまいます。
これは日本人にとって、非常に多い英会話での勘違いなので、是非注意して頂ければと思います。
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「What do you do?」は学生でも使える
「What do you do?」と言う質問は基本的に職業について使われる事が多いのですが、もしも自分が学生の場合にはどのように答えるのでしょうか?
答えは非常にシンプルで、「I am a student.(私は学生です)」となるので、突然「What do you do?」と先生から質問されても、身構えずに“サラッと”答えてみてください。