「〇〇able」と言う英単語の作り方
先ほどまで紹介した「eatable」と言った「〇〇able」と言う英単語なのですが、「どうして英会話初心者の頃に教えてくれなかったんですか?」と言う厳しいツッコミ(笑)を受けると思うのですが、実は、英会話中級者レベルで紹介したのには理由があるんですね。
それは、この語尾に「able」を付けて「〇〇able」とできるのは、残念な事に“全ての単語”と言う訳では無いからです(そのため初級者にとって理解が難しい)。
まず、「〇〇able」とする事ができる動詞として、先ほど紹介したように“動詞”が挙げられるのですが、その動詞の中でも「他動詞」にしか語尾に「able」を付ける事ができません。
そのため、「love(~を愛する)」のような他動詞の語尾に付けて「lovable(愛すべき、愛らしい、かわいい、魅力的な)」と言う単語を作る事ができても、自動詞のみの意味しか持っていない動詞、例えば「be動詞」につけて、「isable」や「amable」とする事はできません。
基本的に動詞の多くは「他動詞としての意」も持っているので、「able」を付ける事で新しい英単語を作る事ができますが、自動詞に「able」を付けると「造語」のようになってしまうので注意してください。
名詞の語尾に「able」を付けると?
次に、「able」を語尾に付ける事ができる物として「名詞」がありますが、例えば「結婚」と言う意味を持つ「marriage」の語尾に「able」を付け加えて「marriageable」とすると、「婚期に達した、年ごろの」と言う意味の「形容詞」になります。
このように名詞に「able」を付けた場合、意味として「に適する、~を好む」と言うニュアンスが元の単語に付け加えられますが、「~できる」と言う意は薄くなるので注意が必要です。
また、「able」を名詞の語尾に付けて「~を好む」と言う意味を含むようになる単語の例を挙げておくと、「peace(平和)」と言う名詞の場合には、「peaceable」とすることで、「(人・気質などが)平和を好む、おとなしい」と言う意味を持つ単語を作る事ができます。
どうですか?これで皆さんの単語力は一気に50%はアップしたのでは無いでしょうか?
この「able」を使った単語力アップ法は、学校などの試験を目的とした勉強では教えられる事の余り無い、英会話など人と話す事によって身に付いていく事の多い英語の幅を広げる方法となります。
「そんなの学校で習わなかった!」と言う方は、オンライン英会話で実際に人と話をしてみると、この「○○able」と言う表現の便利さにお気付きになられるかと思います。
「○○able」と言うのは、本当に「usable((使うのに)便利な)」表現です。
とりあえず単語に「able」を付けて辞書を引く
この「able」を語尾に使った表現を身に付ける場合、基本的には知っている単語に「able」を付けて辞書で調べるところから始めてみてください。
しばらく調べて翻訳方法に慣れてくると、英会話で突然「able」を使った表現が飛び出てきても、“適切な”と言うラテン語の意味を思い出し、元の単語に“適切な”と言う意を加えることで、初めての単語でも簡単に理解できるようになります。
単語力アップ!語尾に「able」を付けると?
オンライン英会話初心者だけでなく、中級者や、上級者になっても、実は覚える英単語の数と言うのは沢山あります。
それは、毎年“1万単語以上”とも言われる“新しい英単語”が日々生み出されているためで、その全ての単語を覚えるのは、一般の人間にとっては英語のネイティブスピーカーも含めても、“ほぼ不可能”だと言えます。
英語を第二言語として学ぶ方々にとって、それはさらに困難で、ハッキリ言ってそんなに英単語は覚えられませんし、覚えたところで英語の専門学者以外は使用する事は無いと思います。
しかし、そうは言っても、残念ながら英会話レベルが中級程度の方の多くは、上級者の方々と比較して圧倒的に「単語力・語彙力」が乏しいのが現状です。
そこでここでは、そんな英会話中級レベルの方が現在覚えている単語数を、一気に“50%程度アップさせる方法”について紹介してみたいと思います。
単語数を増やす魔法のキーワード「able」
早速どのようにすれば、「50%もの単語力アップができるのか?」について、その方法を紹介してみたいと思います。
そこで、キーワードとなるのが「able」と言う単語です。
「able」と聞くと、英会話中級者レベルの方になると「be able to」と言う表現が頭に浮かぶかと思いますが、その「can」と置き換え出来き「~できる」と言う意味のフレーズを作る事ができる「able」が魔法のキーワードとなります。
「able」は元々、「できて、(~し)えて」や「有能な、腕ききの」と言う意味を持つ単語ですが、例えば、「an able President」とすると「有能な大統領」と言う意味になります。
その一方で、英語の元の言葉となった“ラテン語”では、「適切な」と言う意味を持つのですが、ここでのキーポイントは、この「able」のラテン語の意となっている“適切な”と言うところになります。
「able」を語尾に付ける事による変化
実は、この「able」が“適切な”と言う意味を持つ事を覚えておくとで、既に覚えている単語に対して思わぬ変化を起こす事が可能になるので、その一例を紹介してみましょう。
例えば皆さんご存知の「eat」、「~を食べる」と言う意味を持つ動詞ですが、この語尾に魔法のワード「able」を加えて、「eatable(イータボー)」とすると「食べる事に適切である」と言う意味になり、そこから派生して「(おいしく)食べられる」と言う意味になります。
そうなんです。
実は、既に覚えている単語の語尾に“able”を引っ付けるだけで、「~に適切な、~する事ができる」と言った意味を加えた“新しい意味を持つ単語”を簡単に作る事ができるんですね!
ここまで紹介すると、「なぜこの魔法のキーワード「able」さえ知っておきさえすれば、“今まで覚えた単語達が一気に増える”のか?」と言う疑問は解決して頂けたと思います。
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「able」は日本の企業にも多い
ここで紹介している「able」と言う単語は「~できて、有能な、腕ききの」と言う意味から、日本の数多くの企業が“企業名”として使っています。
例えば、「エーブル」だけでも企業名になっていますし、「エーブル 〇〇」と言う企業も良く聞くかと思います。
それほど、日本社会にも深く溶け込み馴染んでいる「able」と言うキーワードですので、絶対に忘れないでくださいね!!