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「How is it going?」で仲良くなる

手を上げて英語で挨拶を交わしているイメージ

 初級編の英語での挨拶では無く、中級編になると挨拶は1種類では無く多種に渡り覚えておく必要が出てくるように、そして、状況によって使い分け事も必要になってきます。

 そこで、ここでは初級編では解説してこなかった「How are you today?」に変わる表現方法を覚えていく事になりますが、その「How are you today?」に変わる「How is it going?」を紹介していきたいと思います。

 「How is it going?」と言う表現は、「How are you?」と比較して英語のネイティブスピーカーが圧倒的な頻度で使用する「Greeting phrase(挨拶のフレーズ)」となり、この表現方法について「“中学・高校での英語授業で余り教えていない”のは信じられない」ような英会話の重要フレーズとなります。

 それでは、「How is it going?」の使い方や場面などをしっかりと覚えて、中級者への足掛かりとしてみましょう。また、まだ「How are you today?」について読んでいない初心者の方は以下を参考にしてください。

「How is it going?」の意味や表現

 「How is it going?」は、日本語訳をすると「調子はどうですか?」と言った意味合いを持つのですが、「How are you?」と言う表現よりも、より砕けたイメージを相手に与える挨拶フレーズとなります。

 直訳すると、「それはどんな感じで行っているの?」と言う意味になるところから、「上手く行っている? ⇒ 調子はどう?」と、口語訳をされます。

 「How is it going?」は、砕けたイメージを持つ挨拶のフレーズとなりますが、実際に英語圏に済むネイティブスピーカーは、初対面の相手と会話をする時にも多用しており、「How are you?」のような固い表現では無く、“相手に親しみ感を与える”と言う意味もあります。

 英会話レベルが中級まで上がってきたならば、今日のレッスンからは「How are you today?」だけでなく、「How is it going?」からレッスンを始めてみる事で、仲良くなった先生との溝を埋める事を心掛けてみましょう。

「How is it going?」は良く短縮形が使われる

 実際に発音をして頂ければ分かりますが、「How is it going?(ハウ イズ イット ゴーイング)」と言うと、「How are you?」に比べて砕けた挨拶なのに長くなってしまい、毎日使う言葉としては実用性が無い事に気が付きます。

 そこで、ネーティブスピーカーの多くは、「How is it going?」を短縮形にして、「How's it going?(ハズ イット ゴーイング)」と言う形を好んで使います。

 また、更に「How's it going?」は毎日の挨拶によって進化をしており(笑)、利き手からすると「it」の発音ほとんど欠落してしまい、「How's going?(ハウズゴーイン : ハズ ゴーイン)」と言う感覚で発音している人がほとんどになります。

 意味としては全く変わりませんが、これは日本語で言うならば「こんにちは」を何度も言う間に「こんちわっ」と言う風に変化している事を同じような原理だと言えます。

オーストラリアの田舎町で「How is it going?」

 「How is it going?」についての話を1つ紹介しておくと、オーストラリアの田舎町(英語の訛りが強い所)で、知り合いの50代くらいの男性は、いつも「Hey going?」と挨拶をしていました。

 彼の中で、「How is it going?」は完全に進化を遂げており(笑)、時折、「完全に“ゴー”しか言ってない!!」と思う事も・・。そう言ったネイティブも沢山いらっしゃるのでご注意を(笑)。

「How is it going?」の答え方

世界で挨拶が行われているイメージ

 やはり、ここでも中級者となった事で、初級者と同じように「How is it going?」に対して答えていては、英会話レベル中級者としての風格を相手に見せる事はできませんよね(笑)。

 そこで、日本人英会話初心者が「How is it going?」と質問された場合の回答例を見ながら、少し回答方法についても覚えておきましょう。

 実は、日本人が話す「How is it going?」や「How are you?」の回答例として最もポピュラーなものが、ネイティブスピーカーにとっては「結構変わった回答をするね~♪」と感じるもので有ったりするので、ここまで「How is it going?」について学んだなら、ついでに回答方法もサックリと覚えていってください。

「fine」と答える

 「How is it going?」や「How are you?」と言う質問に対して、日本の教科書で最も有名なフレーズはやはり「fine.(調子良いですよ)」と言うものでしょう。

 しかし、実は、ネイティブスピーカーの多くは、この「fine」と言う回答は余り使いません。驚きですよね?

 その代わりに、「pretty good.(調子良いですよ)」と言う表現を使う事により、「fine」と言う感覚を相手に伝える事が多くあります。

 もちろん、「fine」も決して間違った表現方法では無いのですが、「pretty(結構・割と)」と言うニュアンスが有る事で、相手へ「良い」と言うイメージを与える事ができますし、逆に「fine」の場合には元気が余りに無くて「fine(落胆の良いよ)」と答えるケースも有るので、中級者になったことですしこれからは「fine」の代わりに「pretty good」を使って相手に「元気だよ!」とアピールをしてみてください。

「So so」と答える人

 初心者編の「How are you?」の項目でも少し触れていますが、「How is it going?」や「How are you?」と言う質問に対して「So so」と答える方も非常に多いですが、実は、これも日本人に非常に多い余りネイティブが使わないフレーズとなります。

 まず第一に、「So so」を「まぁまぁ」と翻訳する人がいますが、「まぁまぁ = 50~55%ほど良い」のニュアンスであるのに対して「So so = 30~45%」ほどのニュアンスで、“自分が意図した回答”と言う時点で間違ってしまっています。

 さらに、「So so」と言う表現を余りネイティブは好んで使わないため、「So so」の代わりとして「Not bad(悪く無いよ)」が使われるケースが多くあります。

 今日から日本人英語(ジャングリッシュ)卒業のためにも、「How is it going?」と聞かれたら、「So so」と答えるのは止めて「Not bad!!」とカッコ良く決めてみても良いですよね。

理解できるから教えてくれない

 回答で紹介している「fine」や「so so」と言った表現はネイティブにとっても理解できますし、「全く使わない事は無い」ために厄介な表現となっています。

 決して間違いではないため注意してくれる人が居ないので、「自らの質問して学んでいく必要が有る」領域となるので、中級者になり一気にレベルが上がったポイントとも言えます。

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