難関は「interested」と「interesting」の違い
さて、「be interested in」の最大の難関である「interested」と「interesting」の違いについて紹介していきたいと思います。
日本の受験生を最も悩ますと言っても過言でないのが「interested」と「interesting」の違いについてなのですが、まず、この2つのキーワードの意味だけを紹介すると、「interested((人が)興味をもった、関心のある、好奇心を呼び起こされた)」で、「interesting((~に)興味:好奇心を起こさせる、関心をひく、おもしろい、興味深い)」と言う意味になります。
一見意味が似ているように思われる2つのキーワードですが、「interested」の(人が)と言うところが、この2つの違いを示す大きなポイントになる事をまず覚えておいてください。
「interested」と「interesting」を使った例文
それでは、「interested」と「interesting」の違いを例文を材料にしながら見ていきたいと思います。まずは以下の例をご覧ください。
- I am interested in playing golf.
- I am interesting to people.
この場合、上の「I am interested in playing golf.」と言う例文は、「私はゴルフをプレイする事に興味が有ります」と言う訳になりますが、下の例の「I am interesting to people.」場合には「私は人々から興味を持たれている」と言う訳になります。
つまり、「interested」は主語である“「I(私)」が体験する状態”を示しており、「interesting」の場合には“「I(私)」が周りから影響を受けている状態”を表します。
もう少し分かりやすくするために以下の例を見てください。
- interested students
- interesting students
この2つの意味の違いが理解できましたか?
そうですね「interested students」と言うのは「体験する状態となるので」、「興味を持つ生徒達」となり、生徒自身が興味を持っている状態を示します。
一方で、「interesting students」と言うと、「周りから何らかの影響を受けている」と言う状態ですので、「興味を持たれている生徒」と言う意味で、「interesting」の別の意味で有る「面白い」を使い、「面白い生徒」となります。
テストで「interesting」で困ったら
学校のテストなどで真剣に「interested」「interesting」か迷ったら、“興味が有る”と言う訳を一度忘れて、「interesting」の“面白い”と言う訳に注目しながら選んでみてください。
先の例を使うと「I am interesting.(私は面白い)」となりますが、一般的にお笑い芸人以外で“自分自身の事を面白い”と思っている人はいないので、「あっ、誰かに“面白いと思われているんだな”」と考え、「to people」のように“誰か”を付与して頂ければと思います。
「be interested in ○○.」で興味をアピール
オンライン英会話に役立つフレーズ初級編の「My hobby is ○○.」でも少し触れていますが、ここで紹介する英会話フレーズは「be interested in ○○.(○○について関心がある:興味がある)」と言う表現です。
「be interested in ○○.」と言うフレーズは、「My hobby is ○○.(私の趣味は○○です)」と言う表現よりも幅広い状況に対応する事ができるフレーズで、例えば、“スポーツは趣味では無いため”「My hobby is playing baseball.(私の趣味は野球をする事です)」と言った表現はできませんが、「I am interested in playing baseball.(私は野球をする事について関心がある:興味がある)」と言う表現は可能です。
そのため、日常生活だけで無くて、ビジネスシーンにおいても“大活躍する英会話フレーズ”でもあるので、ここでしっかりと覚えておいて頂ければと思います。
また、初級編のフレーズである「My hobby is ○○.」と言う表現については、以下を参考にしてください。
「My hobby is ○○」で話の幅を広げよう
「be interested in」の意味
英会話初級者のために「be interested in」について解説をすると、どうしても基礎からの説明となり、理解するにはかなり難しい部分があるのですが、中級者になると簡単な英文法等に対する理解があるため、比較的容易に紹介する事ができます。
まずは、「be interested in」の意味についてですが、「be(です)」、「interested(興味をもった、関心のある)」、「in(~について)」の組み合わせてで、「~について興味が有る」と言う風に訳される事になります。
この時に主語が「He(彼)」とする場合、「He is interested in ○○.」とする事で、「彼は○○について興味が有る」と言う意味になります。
「interest」と動詞で使ってはいけないの?
この「be interested in」を学ぶうちに、誰しもが当たる「大きな壁」と言うのが、動詞で「interest」を使えば良いのじゃないの?と言う疑問と悩みです。
例えば、次の例文のように「You are interested in ○○.(あなたは○○について興味が有ります)」を「You interest ○○.」としても良いのでは?と思ってしまうんですね。
このような悩みを持たれた方と言うのは、“かなり英語のスキルが上がっている”と自信を持って頂きたいのですが、実は、この場合に「interest」と動詞で使ってしまうと訳が全く変わってしまい残念ながら“言い換え(書き換え)”としては間違いになってしまいます。
これはなぜかと言うと、「interest」として動詞で使った場合、意味が「(人)に興味(関心)を持たせる」と言う物へと変化してしまい、先ほどの「You interest ○○.」は「あなたは○○に関心を持たせる」と言う訳になってしまうからです。
例えば次のように「interest」を動詞で使用すると、「You interest him in playing baseball.」は、「あなたは彼に野球をする事に関心を持たせる」と言う意味になります。
「be interested in」とは、違う表現となってしまうので注意をしてください。
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「be interested in」で悩んだら
「be interested in」は、日本の英語試験において“非常多様される単語”として知られていますが、試験などで悩んだ場合には、「be interested in」は「既に興味が有る状態」だと考えてください。
それは、「be」と言う動詞が有るので、主語に対して“何か動き(変化)を与えるものでは無い”と覚えておくと、問題が比較的容易になるかと思います。