「No way!」と「なんでやねん!」
関西出身の方から「ありえへん!」と言う表現以上に多い質問(恐らく最も多い質問?(笑))で、「“なんでやねん!”は英語でどのように表現したら良いですか?」と言うものが有ります。
正直、この「なんでやねん!」ほど複数の意味を持つ関西独特の“ツッコミ”と言う物を英語で表現するのは非常に難しく、英語にはそこまで深いニュアンスを持ったフレーズを探すのは難しいのが実情と言えます。
特に関西以外の出身者からすると、この「“なんでやねん!”の深い意味(笑)」を完璧には理解できないため、的確な回答が見つけ出せないのが実態で、「英語ではどのように表現すべきなのか?」はウヤムヤにされてしまっています。
そのため、多くの方は「なんでやねん!」と言いたい時に「No way!」を使用おり、関西人の方から「“ごまかしている感”が否めないので何とかしてください」と言う“助け(笑)”を求められる事が沢山ありました。
そこで、“そんな迷える関西出身者の方々のために(笑)”、以前、カナダの大学で「日本の笑い」について研究されていた方に問い合わせたが有るので、その時の回答を紹介しておきたいと思います。
以下がその時に問い合わせた時に得られた回答になります。
「なんでやねん!」を英語にする!!
「単刀直入に言うと、“なんでやねん!”ほど“意味が多く”、“鋭い指摘”で有り、尚且つ“相手に嫌なイメージを与えない”英語フレーズは現在のところ存在していません。」
「例えば、“No way!”がそれに近い表現だと言えるのかも知れませんが、実際、“No way”では“なんでやねん”ほどの力が無く、笑いへと繋がるような“インパクトが無い”と言えるでしょう。」
「しかしながら、強いて“なんでやねん!”を英語で表現したいと言うのなら、“What the hell.(何てこったい!!、いったい何なんだよ!)”が最も近い表現として使えるでしょう。」
「ただし、関西人が求めるような“ツッコミ”としての“高い効果”を得られる事は難しく、“日本のお笑い番組などの英語訳”として使うべきであり、英語で“なんでやねん!”を直接表現する事は困難でしょう。」
上記が“なんでやねん!”の英語訳に対する回答なのですが、やはり研究された方にとっても「“なんでやねん!”を英語にする事は難しいかった」ようです。
関西人の方には非常に申し訳ないのですが、英語で“なんでやねん!”と言いたい時は、その都度“No way!”や“What the hell.”などを使い分けていく必要がありそうです。
日本のお笑いを学ぶ外国人
海外には日本語を学ぶ外国人の方が沢山いらっしゃるのですが、その中でも“日本のお笑い”について勉強されている方の多くは、「“漫才”が理解できた時に、こんなに面白い物があるのか?と、とても驚いた!」とおっしゃいます。
その理由として、海外のお笑いは“1人のコメディアン”が舞台上で笑いを取るケースが多く、日本の漫才のように“2人の掛け合いによる笑い”が珍しいからだそうです。
また、日本には多くの“お笑い芸人”がいらっしゃいますが、外国人から人気の芸人さんとしては「ダウンタウン」のお二人は良く名前を挙げられています。
マジで!?を英語にしたら「No way!」
オンライン英会話を始めてしばらく経過した方や、留学生活を1~2ヵ月送られた方と言うのは、「日本語に近い英語での言い回しをしたい」と言う風に考える事が非常に多くなります。
そのため、講師に対して自分が表現したいフレーズを質問する機会が多くなるのですが、そう言った物の中には日本語特有の表現も多く、「○○と言うケースで△△の場合に何って言えば良いの?」と質問をしても“スッキリ”とした回答が得られないケースも多々あります。
そう言った場合、生徒達は身近に居る英語ができる日本人、もしくは日本語ができる外国人(英語圏の方)に「○○って英語で何て言うの?」と直接的な質問する事になるのですが、そう言った知人や友人が居ない方も沢山いらっしゃるかと思います。
そこで、ここではそう言った知人や友人が居ない方のために、留学生達から“とても良く質問されるフレーズ”の1つを紹介してみたいと思います。
「No way!」の解説
まず、ここで紹介するフレーズは、関東の方からは「“マジっ!?”って英語でどう言えば良いですか?」、関西の方からは「“ありえへん!”って英語でなんて言うの?」と言う質問が非常に多い表現です。
特に若い方にとっては会話を成立させる上で“無くてはならない表現”になるのですが、実は、これにはピッタリの英語が有り、「“マジ?”や“ありえへん!”」を表すには「No way!」を使う事で上手く表現ができます。
「No way」を直訳すると「方法が無い」と言う意味となる事から派生して、「“有りえない!”や“とんでもない”」と言う意味を持つ表現になるのですが、基本的に“相手に対して驚きを示す効果”のあるフレーズ、“自分は驚いているよ!”と言うニュアンスを相手に伝えるフレーズになります。
そのため“マジ?”と言った、「本気で言っているの?」と言う意味を持つ日本語の代わりとしても使える大変便利な英語フレーズとなります。
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「No way」を聞かない日は無い!
テレビなどで外国の方が登場する機会が多くなったので、既に知っていらっしゃる方も多いと思いますが、日本人と比較して外国の方と言うのは「“とても”テンションが高い(笑)」と言う傾向が有ります。
そのため、会話中においても相手の発言に対して“凄い驚いた反応”をとってくれる事が多いので、海外では「No way」と言う表現が、そこら中から聞こえてきます(笑)。